第二次怪獣ブーム最中の作品なので、ガチのゴジラを期待せずに観るとそれなりに楽しめる子供向け怪獣映画。
童心に帰れるかが評価の分かれ目だろう。
ゴジラはぬいぐるみ系の目とずんぐりした体形で、カッコよさがまったく無く、制作者の意図通り子供向けとなっているのだが、それでもキングギドラ、ガイガンは元のデザインが良いのでカッコよさがあり、ここは見所。
そして、今作最大の観どころは制服姿ではないアンヌ隊員であることは間違いない。笑
今作は1968年にセブンが終わった4年後だが、セブンで見せたひし美の美しさが存分に発揮されていて、おまけにアクションシーンまであるサービスぶり。
彼女のシーンだけ取り出して編集したら売れるんじゃないか?
ということで、ダラダラでグダグダな怪獣シーンは流して、ひし美の美しさに集中すると楽しめる作品だ。
余談。
ウルトラシリーズの女性隊員で最初に脱いだのがひし美ゆり子さんだった。
雑誌に写真が載ったのが、今作と同年1972年頃だったと記憶する。
当時は「少年の夢を壊す」だの「ウルトラシリーズの恥」だのかなり叩かれたのだが、これはほとんどお堅い大人の意見だな。
当の少年たちはあの写真でテンションマックスになっていたのは言うまでもない!!笑
もちろん私のそのうちの一人だった。笑