30/100点
※初めに、今作はアニメ『SHIROBAKO』の続編であり、アニメの視聴は必須となります。
アニメに引き続き、現実的な話の中にお話的要素を自然に融合させた映画となっている。
アニメ『SHIROBAKO』(以下、前作)の続編である今作は、前作から劇中内で時間が経過しており、時間の経過を利用した話となっている。
今作の大まかな内容は、「武蔵野アニメーションでオリジナル劇場アニメを制作する」というお仕事アニメ劇だ。
劇場アニメを制作するといっても、実は前作とは状況が異なる。
今作は前作とはまた違った暗い方向性での現実を描いている。
前作からしばらく時間が経過した現在の武蔵野アニメーションは実は状況が異なり、おそらく多くの視聴者にとって予想外の状況となっているだろう。そんな状況による登場人物の変化や、前作では出てこなかったまた違った汚い考え方の人の登場などだ。
ところが、前作に比べると脚本に明らかに粗が多く、前作がとても好きな方にはおすすめできない。前作にあった良さが今作には散見されていなく、物足りなく感じてしまうだろう。
前作の続きがどうしても知りたいという方には観ても損はしないのではないだろうか。