【楽しい傑作ミュージカル】
40年前のミュージカル映画をリバイバル上映で鑑賞。
恥ずかしながらこういう映画があるということ自体を知らなかったのですが、結構よくできているなと感心しました。
もとは1933年(といえばドイツでヒトラーが政権をとった年)のドイツ映画で、本作はリメイクだそうですが、原作のほうは未見。
1933年のパリを舞台に、売れないソプラノ歌手ビクトリアが男装して、ビクターと名のって売り出したところ、一躍スターに・・・という筋書き。
主演のジュリー・アンドリュースは、「男装」しても男には見えませんけど、喜劇だからそういうところはどうでもいいわけで、筋書き的には細かい工夫もあり、もっと評価され広く知られていい映画だと思いました。歌や踊りのシーンも楽しさ満点。
ゲイ(も登場します)や女の男装を通じて、性とは何かという問題をも考えさせられる。そういう意味では、作られて40年たってなお現代的な作品と言えるかも。