【京本視線の物語を】
藤本タツキ原作によるアニメを、是枝裕和監督が実写映画化した作品。
秋田県の田舎町に住む小学生女子・藤野(七瀬ふうり:高校時代以降は出口夏希)は学校新聞に四コママンガを載せて>>続きを読む
【もっと原菜乃華を活かせ!】
フリーライターの青年(重岡大毅)が、高校生の妹(原菜乃華)からの電話を受けて急遽駆けつけると、妹は意図せずして部活顧問の教師を殺してしまっていた。
青年は生成AIに「>>続きを読む
【まあ面白いけど、警察の描き方に難が】
紀子(吉岡里帆)は夫の暴力を逃れて別のアパートで暮らしていたが、夫に居場所を突き止められてしまい、またも暴力を振るわれて、入院。そこで看護師の路子(美保純)か>>続きを読む
【NEWどころかOLDだ!】
久しぶりの劇場版『踊る大捜査線』だけど、さほど期待しないで出かけた。
というのも、一昨年秋に室井慎次(柳葉敏郎)を主人公にした、いわば『踊る大捜査線』スピンオフ作品が『>>続きを読む
【「面白い」と「おかしい」は違う】
中学生と三十代と五十代という、それぞれ年齢がことなる三人の「さとこ」という女性のお話です。それぞれ、物語を書くことと、恋(或いはそれに類した感情)とが関連していま>>続きを読む
【戦前の日本家庭】
1960年の市川崑監督作品ですが、最近BSにて初めて鑑賞。
戦前の日本の家庭の様子が描かれています。
カギになるのが、わがままでやりたい放題の中学生の息子(川口浩)。
中学生と>>続きを読む
【アメリカの政治的正しさに蝕まれたギリシャ古典】
古代ギリシャの二大叙事詩『イーリアス』と『オデュッセイア』のうち、後者をハリウッドが映画化したもの。
最近のハリウッドは「政治的正しさ」のせいで>>続きを読む
【現代台湾の風俗映画】
舞台は現代の台湾の首都・台北。訳あってしばらく故郷の台北から遠ざかっていたシングルマザーのシューフェン(ジェネル・ツァイ)は、高校中退の長女イーアン(マー・シーユエン)およ>>続きを読む
【ハリウッドはやはり不調】
トム・ホランド主演によるスパイダーマン・シリーズの第4作だが、実は前3作を私は見ていない。
私の独断と偏見で言うならば、映画の『スパイダーマン』は、トビー・マグワイア主>>続きを読む
【昔は良かった、と思える西部劇】
最近BSにて鑑賞。1955年の西部劇。
主人公の男(リチャード・ウィドマーク)が、美人(ドナ・リード)と遭遇するところから始まります。
その後、色々あるのですが>>続きを読む
【障碍児をめぐるキレイごとでは済まない映画】
舞台は1990年代の日本。
私立探偵の米本(佐藤二朗)が殺される。この事件を、やはり私立探偵の佐竹(西島秀俊:画像右)とその新米助手の聡子(満島ひかり:>>続きを読む
【宮地真緒より星野真里】
最近、DVDにて。
江戸川乱歩の短篇『妻に失恋した男』が原作だそうだが、乱歩の小説はきわめて短く、小説というよりは梗概と呼びたくなる掌編である。
裕福だが風采の上がらない>>続きを読む
【それからの二人】
先ごろ亡くなった東野圭吾氏の原作になる映画。
私は東野氏の愛読者ではないのですが、その原作による映画はよく見ているので、今回も劇場に足を運びました。
途中まで、二つの事件の真相>>続きを読む
最近DVDにて。
中町サク監督作品、森下くるみ原作、80分、2012年。
AV女優として一世を風靡した森下くるみのエッセイ(この映画と同タイトル)が原作らしいのだが、メインになっているのはヒロインの>>続きを読む
【祖母の真意】
現代の東京と、まだ東京スカイツリーが計画段階だった十数年前の東京を舞台に、最初はどういうふうに両者が交わるのか不明なまま展開される映画です。
十数年前の部分は、5歳の女の子・朝子を>>続きを読む
【人が死ななければ救われないという状況】
河瀨直美監督・脚本作品。
フランス出身の女性コリー(ビッキー・クリープス)は、神戸の臓器移植センターの小児病棟で働いていた。日本の臓器移植率の低さを改善し>>続きを読む
【この映画と猪瀬直樹による原作の相違】
色々と話題になっている映画です。
もともとはNHKのドラマとして放送され、多少の追加を入れて劇場公開されました。
しかし、本作に登場する陸軍軍人の子孫から、当>>続きを読む
【タイムスリップと花火】
タイムスリップ物の日本アニメです。
東京は多摩地区の高校に通っている男子・誠が、見知らぬ女生徒・煌(あき)から「マコツくん」と話しかけられる。マコツという愛称を彼女がなぜ>>続きを読む
【戦中世代と戦後世代、オペラとジャズ】
実話をもとにした映画。
舞台は1975年のドイツ、ケルン。ちなみにケルンは現在人口が約100万人で、ドイツにあってはベルリン、ハンブルク、ミュンヘンに次ぐ大都>>続きを読む
【前半と後半が微妙にズレている】
シネマヴェーラのヴァル・リュートン特集で見た1本。
アメリカ映画、ロバート・ワイズ監督作品、ダナ・ライオン原作、93分、1951年、モノクロ・スタンダードサイズ。>>続きを読む
【建築家の、そして「芸術」の困難】
実話に基づく映画だそうである。
1980年代のフランス、ミッテラン大統領の時代。大統領はフランス革命200周年を記念してパリに新しいモニュメントを作る計画を立てる>>続きを読む
【人殺しはモテる?】
シネマヴェーラで見たヴァル・リュートン特集の1本。
アメリカ映画、ロバート・ワイズ監督作品、92分、1947年、モノクロ・スタンダードサイズ。
発端は小さな町で起こった事件。>>続きを読む
【女たちの群像劇】
1970年代のローマを舞台に、衣装工房を営んでいる姉妹、そしてその工房で働いている女性たちを描き出した群像劇です。
高名な映画監督から作品で使用する衣装の大量依頼を受けて、工房>>続きを読む
【ハリウッド黄金期の佳作】
シネマヴェーラのヴァル・リュートン特集で鑑賞した1本。
ロバート・ワイズ監督作品、マーティン・ラッキン+ジーナ・カウス脚本、99分、1950年、モノクロ・スタンダードサイ>>続きを読む
【ハリウッドの衰退は隠せない】
率直に言って、この程度の映画が日本の新聞の映画欄で大きく取り上げられるのだから、ハリウッドの衰退は明白だな、と思いました。日本の新聞で映画欄を担当している記者の鑑賞眼>>続きを読む
【他山の石】
シネマヴェーラの特集「ヴァル・リュートンから始まる」で見た映画。
アメリカ映画、ロバート・ワイズ監督作品、アルヴィン・M・ジョセフィ・Jr+カール・カム脚本、1952年、モノクロ。>>続きを読む
【美人女優と廃墟趣味】
女優として活動してきたヒロイン(バイ・バイホー)は、30代半ばを過ぎ、或る映画の主演のオファーを受けるが、成都出身なのでそこの方言が話せると見込まれてのことだった。実際には、>>続きを読む
【ホラーではなく幻想的な映画】
シネマヴェーラの「ヴァル・リュートン特集」にて鑑賞。ハリウッド古典期の大物プロデューサーの一人だそうな。
この映画は、大ヒットした『キャット・ピープル』(1942年>>続きを読む
【ゴダールはなぜダメなのか】
ゴダールが『勝手にしやがれ』を撮影した現場を再現しようとした映画。
だからモノクロで、『勝手にしやがれ』に登場した俳優も、極力本物に似た俳優を採用しています。
ゴダー>>続きを読む
【現代にも通じるテーマだが、オチがあっけない】
最近、東京で鑑賞した「イーリング・コメディ」の2本目。
英国映画、アレクサンダー・マッケンドリック監督・脚本作品(脚本は他にも2人)、85分、195>>続きを読む
【難民が出会う困難と様々な事情を抱えた人々】
今はアメリカに暮らす女性アミラ。もとはシリアで医師をしていた彼女が、シリア内戦によりアメリカに安住の地を見出すまでの過程と労苦とを、いくつかの物語や何人>>続きを読む
【オードリー・ヘプバーンがチョイ役で】
英国映画、チャールズ・クライトン監督作品、T・E・B・クラーク脚本、78分、1951年、モノクロ。
第二次世界大戦を間に挟む1930年代後半から50年代なか>>続きを読む
【時代劇のミステリーにして哲学劇】
時代劇にしてミステリーという、黒沢清監督としては新機軸の映画。
織田信長が天下統一を目指して勢力を拡大していた時代。かつては信長に仕えたこともあった荒木村重(本>>続きを読む
【富島健夫の代表作を映画化】
1961年のモノクロ映画。原作は富島健夫の小説『雪の記憶』。
富島健夫は、現在では半ば忘れられているが、1960年代には高校生向けの青春小説の書き手として一世を風靡し、>>続きを読む
【観光+ミステリー】
TVドラマ版は見ていません。この映画版が道場修作もの初体験です。
元検視官の初老の男が、亡き妻の遺したノートに記されている観光地をひとり旅する中で事件に出会い……という展開で>>続きを読む
【いかにも石原慎太郎の原作】
1964年公開のモノクロ映画ですが、最近ようやくBS録画にて初鑑賞。
原作は石原慎太郎の短編小説だそうで、私は読んでいないのですが、いかにも石原の作品だなと思いました>>続きを読む