性的マイノリティ×思春期の葛藤
今まで結構LGBTを扱った作品は多く昨今の世界の流れとして繊細な問題になっていますが今作はかなり丁寧に描かれていると思います。
また舞台が高校内と言うのが難しい。
思春期ってただでさえ男女の仲ってのは壊れやすいしひっつきやすい。
自分が今恋をしている人がバイセクシャルの可能性もあるしそれを知ってなんて声をかけられるか。そのまま好きでいられるのかとか色んな思いがある。
主人公を演じられている神尾楓珠さんもヒロインの山田杏奈さんもめちゃくちゃ良かった…
若いお二人だからこそ青春感と言うかその時にしか味わえない空気感がしっかり伝わってきて…
親友もめっちゃ良いやつでな。
個人的にはラスト近くの壇上での語りのシーンが一番好きですね。
複雑なことを無視して世界を簡単にしたくない。
映画ってこんなに綺麗な表現ができるのかと思わされる一作でした。
見て良かった。