nbzv

女と男のいる舗道のnbzvのネタバレレビュー・内容・結末

女と男のいる舗道(1962年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

60年代に生きる女性ナナ。

一番印象に残ったのは、11節、
ナナが哲学に触れるシーン。

それまでの節で男と女の関係が必ず絡んで描かれていたから、ここでも結構な年配オジとそう言う関係になるのかと(特にナナがオジに興味を持ち、奢りを確認した瞬間を観て)思ったが、杞憂だった。

そこでは、一切の人間の肉体的欲望から切り離された、ある種神聖で普遍的な知への興味が描かれる。

このシーンが無ければ、この映画に奥行きが出ないと思う。
0件

    いいね!したユーザー

    nbzv

    nbzv