女と男のいる舗道の作品情報・感想・評価

『女と男のいる舗道』に投稿された感想・評価

5.0

あらすじを追うだけならば、ある女の悲劇になるものの、この映画からは何の悲劇性も伝わってこない。アンナ・カリーナはもちろん美しく、けれど本当に美しいのは、ジャン=リュック・ゴダールのまなざしのほうにあ…

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ブレッソンの影響ねえ……まんまハリウッドな曲にあわせて踊るカリーナと白けた男たち(とキューがボールを撞く音までアクセントにする音響派ゴダール)。"おはなし"がちょっときれいすぎるのはこの暗さにフォー…

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4.0
アンナが綺麗で見惚れる

おしゃれで見辛いかと思ったら、12編から成ってて見やすかった
『死神の精度』で引用される11章が好き
kula
4.5
「瞬きするのも、私次第」「言葉は愛と同じだ」——ポジティブな言葉の裏には、自分の人生の主人公にすらなれないまま死んでしまう、ナナ。
——人生を諦めたほうが、うまく話せる。
ショートヘアのアンナ・カリーナが可愛い
構図、会話スタイルが斬新で結構好き

映し出される女性の裸体はまるで白い彫刻のようだ。モノクロの映像とは言え、女性の肉体をこのように撮れるのはゴダールだけではないだろうか?アンナ・カリーナのセーターの胸の膨らみの柔らかさも画面越しでも伝…

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ゴダールの色々な画期的なアプローチが爆発してる作品。
最初の方でNanaが観るサイレント映画で出てくるような字幕を台詞代りに使ったり、テーブルで向き合って会話してる二人の頭を重ねてどちらも顔が見えな…

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えー終わり! ナナのダンス良かった、目線とカメラが一致して少し横揺れしながら男の視線を集めるカット、ガチ哲学者との会話、大家から追い出される鳥瞰のカット、大久保公園だな、
5.0

社会問題としての売春ではなく、身体性を切り売りし、対価として金銭をもらうという労働のメタファーとして売春という主題を見ると、より映画が自分の近いところに落ちてきた感覚があった。ナナが売春婦の仕事に就…

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kazoo
3.9

映画は、パリに住む若い女性の物語を描いている。彼女は女優になる夢を抱きながらも、生活のために売春婦となる過程をたどる。映画は12のエピソードに分かれており、それぞれが彼女の人生の一部を切り取っている…

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