アンナ・カリーナが美しすぎる映画。
女優の夢破れたアンナ・カリーナが娼婦へと成り下がる話。溝口健二の「赤線地帯」から影響を受けているらしい。内容としては暗めだが、ダンスシーンがあったりして物語に彩り…
言葉、思考、それらが持つ力と限界。
言葉、思考は違う人生を作り上げ、人生を生きるための営みであるが、営みでしかない。
死、それは営みとは関係なく突然訪れる。
死というものが営みを無駄にしている、もっ…
舞台女優を目指していた女性が娼婦となり最終的には死に至るという、あらすじだけを見るとなんとも悲惨で胸糞悪い話に聞こえるがゴダール監督の手にかかれば詩的で美しく、悲劇性というものが一切排除されているの…
>>続きを読むチョコレートを食べながら観てたから、チョコレートみたいな映画だなあ、と漠然とした感想を持つ。自分では買わない、缶に入ったやつ。個包装されてるんじゃなくて、プラスチックのトレーで仕切られてるような。一…
>>続きを読む12章構成でシーンの説明をつけることで、写実的に行われる会話劇に方向性を強く持たせると言うか、諦観的なナナのとるにたらぬ人生の流れを一思いに表そうとしてる気がするな。ボヴァリー夫人のような芸術・精神…
>>続きを読むジム・ジャームッシュの『コーヒー&シガレッツ』(2003)やグレタ・ガーウィグの『フランシス・ハ』(2012)やアリ・アスターの短編『C'est La Vie』(2016)は少なからず本作の影響を受…
>>続きを読むある女の悲劇ではあるものの、この映画からは何の悲劇性も伝わってこない。アンナ・カリーナはもちろん美しく、しかし本当に美しいのは、ジャン=リュック・ゴダールのまなざしのほうにある。
原題『Vivre…
私たち民衆という存在は、歴史を通してナナのように自らを犠牲に供してきた。何のため、誰のためとも分からぬまま、心の内など誰からも注目されず、いいように使われてあっさりと殺られる。今だっていくら頑張った…
>>続きを読む(c)1962.LES FILMS DE LA PLEIADE.Paris