クイーン・オブ・ダイヤモンドの作品情報・感想・評価

クイーン・オブ・ダイヤモンド1991年製作の映画)

Queen of Diamonds

上映日:2024年05月10日

製作国:

上映時間:77分

『クイーン・オブ・ダイヤモンド』に投稿された感想・評価

淡々とした仕事をした後で、さらに淡々とした映画を観る。
初めてのニナ・メンケス監督作品、予備知識無く鑑賞。

動かないカメラ、独特で完璧な構図、無い会話、無い音楽。
断片的な日常、延々と続く仕事、終…

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ぽし

ぽしの感想・評価

4.2
人生の、ただ時間をすり潰していってる生活の感じが映っていてよかった

未練もなく、ただ漠然と死後に漂う美しい幽霊みたいなアメリカで最高だった!
心なしか、カメラの視点がアケルマンっぽくもあって好き過ぎる…

終わらないブラックジャックを、何となく延々観てるうちに自分も…

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なんか人間も風景も中途半端に感じるのはカメラとの距離なのか、なんとも伝わってくるものがなかった。ヤシが燃えているというより、ヤシが燃やされているということに尽きるのかもしれない。

燃え上がる木を見に行ったので、三頭のゾウが揺れているのを見られたのは儲けもんでした
環奈

環奈の感想・評価

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思ったよりも木燃えてた
煌びやかなゲーセンとか電光物に囲まれる中で、虚無とか孤独が果てしなく暴れ出す感じが刺さった
燃える何か如きで感情が揺さぶれるような情緒が個人的に刺さった
直前にムカつくことあ…

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このレビューはネタバレを含みます

昼には高齢男性の介護を夜にはカジノのディーラーとして働くニナメンケスの妹ティンカメンケス演じる女性が主人公の話。
ラスベガスの静かなオアシスと夜の喧騒が交互に映し出されていき、空虚な空間が彼女を順応…

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誰もがそう思うだろうが、赤ネイルが印象深い。スカルプだからか、華麗なトランプ捌きの必要なカジノディーラーの主人公には不自由が多そうで、仕事のやる気がない気だるさが伝わってくる。

最初の赤ネイルだけ…

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olto

oltoの感想・評価

4.2

気を燃やすシーンやアパートでの室内のショット、象が踊るシーンやラストのショットなどは良かったが、その他のシーンはアケルマンのジャンヌ〜のように割となだらかな連続をずっと観てられるかと言ったらそこまで…

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カジノディール、介護、結婚、、、
暴力、抑圧、虚無感、、、
反復、ミニマリズム、実験性、、、
「マグダレーナ・ヴィラガ」から寸分のブレ無き、男性中心主義社会の底辺を生きる女性達の姿。女性の自立とは。…

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