テロメア

スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナスのテロメアのレビュー・感想・評価

3.6
エピソード1 見えざる脅威

昔も思ったし今も「なぜ、エピソード1だけカタカナ表記?」と意味があるのかと調べてみたら、単にその当時の英語タイトルをカタカナ表記するブームだったらしく、それが未だに残っているだけらしい。ファントム・メナスなんてパッと分からない副題は、他のエピソードに合わせて変えてほしいものだ(『見えざる脅威』は調べてパッと出てきた翻訳として)。なぜ、一度決めたことが間違いや変えた方がいい事であろうと、即座に正そうとしないのだろうか。まあ、日本の配給会社の問題は置いておくとして、ディズニー版続三部作を観終えたので、ルーカス版を観返したくなりました。

僕はスターウォーズに対して熱狂的なファンではなく、さらっとしか全シリーズ観ていなかったのですが、どうやらスターウォーズにはアニメシリーズからアニメ映画など元々色々あったらしい(最近では実写ドラマシリーズとかも)。これもディズニーが新たに作り続けてくれたからこそ、ハマるタイミングを得ることができた。ので、作り続けるってのは大事なんだなぁ、と改めて思いましたよ。作り続けることをしなければ新たなファン層を獲得できないなぁ、と。

で、色々あることを知ったのちに、今度は時系列順に観ていこうと思ったのですが(初見は公開順)、エピソード2とエピソード3の間に『クローンウォーズ』シリーズが約50時間くらいあるらしい、と。エピソード2とエピソード3の間にインフィニティ・サーガくらいの空白があったらしく、当時エピソード3を観た時の「何があった」感の正体が分かりそうで今から楽しみ。マーベルのお陰で昔は長すぎて無理と思っていた長さが、大体これくらいという目安ができたので意外と大したことないと思えるようになったのが一番の驚き。クローンウォーズの一大戦記を込みで、まずはルーカス版新三部作を再鑑賞していきます。


で、エピソード1。
ジャージャービンクス、改めて苛立つ奴だなぁ。てか、道化キャラであろうとも、戦場で仲間の命がかかっているときにも戯けていたら、そりゃ全世界的に嫌われるわな、と改めて思いましたさ。ほんと、それだけはあかん。あとはそんな設定ありましたっけと思うフォースを扱える理由の共生微生物のくだりとか、その他諸々、ルーカス版もかなりふらふらしてたんだなぁ、とか思ったり。

ただ、共和国がまだあった時代なので、宇宙ものSFとしての街並みとか、超高層ビル群の間を飛ぶ小型宇宙船か空飛ぶ車が、とにかくそれだけでめっちゃ好みな世界観でした。かなり忘れていたからめちゃくちゃ新鮮でもありました。

でも、全体的に長いシリーズのためのプロローグでしかなく、ほとんどがレースの話。本筋的なバトルよりも回り道が長い長い。スカイウォーカーの話としてでなければ一本の映画としては満足できない。最近の映画のシリーズ化により、かなり目が肥えたようでもっともっとと感じたかなぁ。でも、好みの世界観なので、なんだかなんだ大体満足だったかも。これからじっくりとクローンウォーズ込みで観ていきます。
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