このレビューはネタバレを含みます
ヴェスパーと名付けたカクテルを飲みすぎボンドは前作での別れを引きずってるようで、口説き文句は少し減っています。
代わりにマティスとの会話がハードボイルド全開ですね。
"若い時は善悪の区別がついた>>続きを読む
カランコエの花言葉を聞いて「守る」という意識になる。当然そこに悪意はないのだが、当人が本当に望んでいたのは守るのではなく、受け入れるということ。
本来は特別視自体をやめるべき。染みついたものがあり、>>続きを読む
2020年の作品にしては偏見描写が古くさいかも。劇伴挿入とセリフのセンスがコテコテで24時間テレビのドラマみたい。
年収4桁にしてはいい暮らししすぎなセレブリティが参加する結婚パーティーの飾り付けが>>続きを読む
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この作品かなり大好きです。感想、長いです。
色んな好きがうっすらつながっていて、さらにその混線具合とすれ違い会話劇を楽しませてくれる。「こっぴどい猫」「サッドティー」の初期今泉監督作品と似た特徴です>>続きを読む
ハラハラスパイアクション目当ての自分としては冒頭のすごすぎる追っかけっこでもう大満足。
カジノパートはちょっとだれますが、大作だけあってアクションシーンは一級品ですね。
あと上映時間を知らない方がい>>続きを読む
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グロテスクなくらい嫌になる設定で正義だけでは決断できない苦渋の状況を追体験させられる。
また、ドキュメンタリーや報道の不確からしさを実感するエピソードも連続。序盤は正義のディレクターである主人公に肩>>続きを読む
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飛坂さんの釈明と原田くんの告白が素敵だった。
[飛坂さん]
つきあう入口として映画監督としての好奇心がなかったとは言えないが、映画をつくること自体が愛情表現。素敵なあなたを表現したかった。当事者じゃ>>続きを読む
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ラストシーン。え、どうなる?どうなる??ドS監督だったらやりかねないしなあ、、あぁよかった!!ってなった。ガッツリのめり込んでた。
パニックゾンビの教科書みたいな作品ですね。必要な要素ほぼ全部入って>>続きを読む
大人子供かかわらず、苦しみの中で生きているんだから、褒めよう。優しくしよう。その肯定は連鎖するから。
高良健吾さん、尾野真千子さん、池脇千鶴さんが自分的にはいつもと真逆の役柄で演じられとても心に残る>>続きを読む
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現代を舞台に自己犠牲をやらせてはいけない。エンタメに振り切っている設定じゃないので、フィクションラインがあまりにもよろしくない。たくさんキャラがいるのに数名しか活躍していない。ドビュッシーがもったいな>>続きを読む
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登場人物にイラッとしないダブル不倫って珍しいかもしれない。4人それぞれに愛すべきダメさがあるから。
亜子:生理こないことをキョンキョンのイントロをバックに告白するセンスは悪い意味でぞくっときた。自己>>続きを読む
イタリア大使館へのカーチェイスはちょっとレベル高すぎですね。体感型ライドアトラクション(ゴジラザライドみたいなやつ)を長尺で味わってる感覚だった。
しかし、愛の不時着でも思ったんですが韓国はときたま>>続きを読む
マーティンさんがとってもいいキャラで撮影のシーン感動。こういうベテランにならなきゃね。あと中盤の編集理論のシーンはあらためておさらいできたようで面白かった。
が、銀行のクラファンシーンで大団円的なハ>>続きを読む
このレベルで監視されてるのは知ってるなあと思うのはそもそもスノーデンさんのリークがあったからか。
少なくとも報道後の慌てっぷりである程度は事実であるとお墨付きされたのは間違いなく、配信見放題でこの映>>続きを読む
前後編あわせて一気見。
超豪華キャストでしたね。
原作がとっても面白そうなのは伝わりつつ、説明しすぎな脚本にどうしても目が行ってしまい。。(窪田くんの家を訪ねたあとの独り言、報道協定要請を「もう一度>>続きを読む
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全編通してとにかくどんよりしており、立て続けに不幸が起きる。太賀くん演じる主人公はそれらを彼のせいにされ、自身もそれを受け入れているようだ。(浮気妻の責任転嫁なんて見事なほど)
終盤で発生する最悪の>>続きを読む
2013年版に比較するとギャツビーが辿ってきた道筋の描写がいくらか割愛されており、不器用すぎる純粋さが少し控えめになっていたかもしれない。
一方でデイジーのあかんやろ感がより際立っている。最後のお引>>続きを読む
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もうすっかり今泉監督が染み付いちゃってるので、序盤あたりから「あ、これはスナックの誕生日会で大集合だな」とワクワクしながら見ていた。いい意味で案の定でしたが、そこまでの途中経路にしっかりスリリングさも>>続きを読む
まさに非の打ち所がない国産クライムサスペンス。
他の声の主を見つけたくなるくらいそこまで前のめりになるかしら?と星野源に感情移入できない冒頭、その対比で飄々とした小栗くんがとってもいい感じ。
かつ>>続きを読む
日常の延長にある恐怖を描くのがうますぎる。
脚本をより立体的に、劇伴をより印象的に正統進化させたらジョーズになるって感じ。この2作品ってほんとトラウマ製造機だよね。
どちらも20代での作品だなんて>>続きを読む
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最終的に殺人につながることはわかっているので、何故そうなってしまうのか?をゆっくり本当にゆっくり描いていく。
いい意味で余白だらけのつくりのため何故?の部分が想像し放題。自分なりの解釈としては
ー>>続きを読む
普通という言葉にとらわれず、個を持ってる人の方がきちんと相手が見えてたりするよね的な感じ。けっこう既視感のある題材。
ただ、その応用として「何を言うかじゃなくて誰が言うか見極めよう」といったメッセー>>続きを読む
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すごいアクロバティックなパパラッチと海辺のデカい魚の死体が記憶としてこびりついてます。大学生だったと思うんですが難解でした。
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母親がケヴィンコスナーファンでした。
やたらとテレビロードショーでやってた印象ですが、今のその枠ってなんなんでしょうね。
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とんでもサーフィンシーンがあった記憶がかすかに
丹羽哲郎さんによる情のこもった説明の後、直情的なピアノ演奏をバックに台詞なしで描かれる壮絶な過去の映像。この演出って相当画期的だったんだと思う。
目力の強い子役のサイレント演技が忘れられない。
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演者全員の最高レベル演技力とそれを引き立たせる静かな演出。それにより際立つのは、めちゃくちゃリアルでひたすらにイヤーな感じ。
得られるのは追体験(もしくは反芻)とそれが生む反面教師。
ーーーーーー>>続きを読む
日本を舞台にした海外作品を観るのって独特な楽しさがありますよね。選挙演説とか交通整理の音とか、街並みの喧騒が妙にリアルだ。
なんかのセガール作品もそうだったけど、悪役はアジトに行くとき魚市場を経由し>>続きを読む
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まったく予備知識無しに観てみたところ、天才がスキャンダルきっかけで没落していくという中々にタイムリーな内容だった。
ただ実のところリディアはあんまり天才に見えなかったな。おそらく超努力型。詰め込み型>>続きを読む
第二次世界大戦中〜冷戦以降のユーゴスラビアをユーモラスかつスリリングに描く大作。自分が見た映画の中でも指折りのパワフル。それもそのはず。ユーゴ紛争真っ只中に製作し、演者もユーゴの人たちだけにこだわって>>続きを読む
本編に続けて鑑賞。続けて観ると倍楽しめてこういうスピンオフいいですね。
本編から登場する社会人初期、モラトリアム終盤期こそ最も楽しい明け方の時期=マジックアワーであるという考え方が根底にあります。>>続きを読む