Yumyum

きさらぎ駅のYumyumのネタバレレビュー・内容・結末

きさらぎ駅(2022年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

ホラー映画というよりコメディ映画みたいな映画だった。特に後半。

CGがチープで(酔っぱらいおじさんが頭爆発する描写とか)怖いというより「私は何を見せられているんだ?」という「困惑」を感じた。

「きさらぎ駅がある異世界」の謎を解明する映画でもないため、設定ぶんなげな部分も多く、いまいち入り込めなかった。
きさらぎ駅がある異世界の住人が現代と同じ服を着ていたり、民家も現代だしで特に「異世界」とは思えなかったのがデカイかもしれない。これで住人みんな額にマークがある、とか、住人の服がみんな白装束、とかなら「異世界観」あったかも。

あと疑問なのが、あの(主人公の)女子大生が、きさらぎ駅での体験を教えてくれた元女性教員の話に出てきた同乗者たち(女子高生、不良グループ、酔っぱらいおじさん)と主人公が出会った同乗者が「同一人物」だとなぜ思ったのかがわからない。少なくとも元女性教員の話では「全員亡くなっているor消滅している」と知っているのに。
同じ設定(女子高生だが別人の女子高生とか)を持った別人だとは思わなかったのはなぜなんだろうか?(同じ台詞を言ったからなのかもだが、異世界なら「同じ台詞を言わされてる」場合もあるし)
主人公を犠牲にすることで「あの」女子高生が帰ってくる、という確証がなぜあるのか、あったのかがわからなかった。

元女性教員「やったー!あの女子高生が帰ってきた!」→草原に佇む女子高生に駆け寄る→女子高生振り替える→自分と一緒に異世界を戦った女子高生とはちがう別人の女子高生がいる→元女性教員絶望、のほうが地獄度というかホラー度もあったのでは?と思った。
どうせ「異世界」をつかうのならそれくらい「理不尽あみだくじ」みたいな設定あっても良かったのではなかろうか。
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