このレビューはネタバレを含みます
面白かった。
多分「ヴィーガン=菜食、だから菜食の牛と同じくらい肉も旨いのでは?」って発想から作ってるんだろうなーと思った。
けど「ヴィーガン」に対する偏見表現がキツくて、そこはウーン…だった。
「主義主張のためなら他人への暴力もじさないヴィーガン」「いちいち肉食に対し嫌みったらしく話をするヴィーガン」って「メディアで作られた露骨な偏見ありきのヴィーガン」くらいしかしらないし、自分の周りにはいないな…と。
そういう他者にやたらと攻撃的ヴィーガンもいるのかもだが(海外のニュース等みる限り)あまりにバイアス表現がキツいなーとは思った。
まぁ殺して食べる対象にするために「嫌な奴だし死んでもいっか」と視聴者の溜飲や罪悪感を下げるために「ヴィーガンに対するバイアスきつめ」に描いてるのもあるんだろうとは思った。
妻が殺人鬼マニアで過去のシリアルキラーたちの手口を参考にして、自分たちの手口はどうするか、パターン化するか等、計算しながら犯行を重ねていくのがリアルで良かった。
めちゃめちゃ不謹慎だし、グロい映画だけど「爽やかさ」が所々に漂う不思議な映画だった。