NaokiAburatani

ゴジラxコング 新たなる帝国のNaokiAburataniのレビュー・感想・評価

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す、すごい‥人間の言ってることと誰がなんの為に行動してるのかはあんまり分からなかったけど、コング達が何言ってるのか字幕無しで理解できてしまった‥キングオブモンスターズのラドンの土下座以来の衝撃だった。

人間たちのしょうもないギャグよりもコング達の一挙手一投足の方が遥かに面白いのは何なんだ‥
スカーキングの集落がまるで鬼の哭く街カサンドラで、そこにバットよろしくお供を連れて颯爽と現れる世紀末救世主伝説コングの拳。まずは挨拶代わりに小馬鹿にしてきた三下をパンチ一発で黙らせてからの、ウィグル獄長ばりにムチを振るうスカーキングとの邂逅。「こいつ、差し歯じゃん!?ダッセー!!」と小馬鹿にしてきてまさに一触即発!!
ここまで書いてて薄々気付いてはいたんだが、コング達の中には間違いなくおっきい人が入っている。
そこからパワーアップイベントあり、無重力バトルあり、ゴジラとのじゃれ合いありでとにかく興奮した。コングに注射した緑色の液体は絶対ヤバい物質等言いたいことは色々あるが、コング&ゴジラコンビがスカーキング&シーモ組に向かって疾走する場面でこの映画は100点でした。

コングに感情移入し過ぎてゴジラに関しては、コロッセオで丸まって眠ってる姿が可愛い!!ということとエネルギー20倍って何だよ‥ということくらいしかあんま感想がないかな(笑)
コングは定期的に食事シーンがあったけど、ゴジラって結局何でエネルギー摂取してるのだろうか?まさか、放射線って食事も兼ねてるの??身体の中で核融合が起きているということか???あ、危ねぇ‥まぁ、細かいことはどうでもいいか!!
キングギドラとメカゴジラ倒した後だとどうしても今回の対戦相手が格下に思えてしまったのは残念ポイント。
後、要望としてはモスラの幼虫バージョンが見たかった。ラドンの三下ムーブも恋しい。
博士は地下世界の文明の文字スラスラ読めすぎ。文字はあるのに言葉は話さない文明とは?重力制御とかヤバ過ぎる‥そこから発せられるSOSを全部機械の不調とかのたまっていた職員は首にした方がいい。コングが地上に上がる理由が虫歯とかも今思うと中々だったな‥とか細々した点も気になるっちゃあ気になる。
まぁ、それはそれとして、怪獣プロレス観たいなとは思っていたけど、思っていた以上にプロレスしていて、ゴジラがコングにブレーンバスター決めてからの流れるようなストンピングには思わず吹き出してしまった。
全てが終わって黒王号とバットのようにお供を連れて集落に帰還したコングの「ダーッ!!」で終わるところも王道のプロレス的占め方で良かったんではないでしょうか。

最近どちらかと言うと湿っぽい作品の鑑賞が多かったから、IQが全部毛穴から漏れ出す代わりに、こういう元気が出る映画で楽しめたのは非常に良かった。
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