NaokiAburatani

マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間のNaokiAburataniのレビュー・感想・評価

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映像を観て怖くて泣いたのは生まれて初めてかもしれない‥
冒頭に戦争が始まって2年以上経過しているという事実に何とも言えない気分になった。
以前鑑賞した「マリウポリ7日間の記録」よりもこちらの方が衝撃度合が高く、悲惨な現状に何度も目を背けてしまいたくなる。
以下は、時系列順でもないが、強く印象に残ったものを備忘録として書き残しておく。

・4歳、16歳、18ヶ月、新生児の子供の死
・自分の近所で略奪をするウクライナ現地人と  
 それに対して怒る兵隊
・戦争はX線のよう。善人と悪人を焙り出す。
・ロシア高官のフェイクニュース発言。
 これがフェイクならどれだけ良かったか‥
 そこまで言うなら前線に行って自分の目で確 
 認しろ。温かい部屋で食うものにも困らず命
 令することしかしないだろうに。
・編集された映像があるということは、メタ的 
 だが、カメラ周りは安全地帯であることが唯
 一の鑑賞している時の安心材料だった。
・戦車の砲弾の着弾の速さに鳥肌が立った。
・産まれたばかりの赤ん坊の泣き声
・戦争は人間性を奪うように見えたが、そもそ
 もの人間性とは何なのだろうか?人間だから
 残酷になれるような気もする。
・死体の埋め立て。非常時なのは百も承知なん 
 だが、フィクションの中でしか観たことがな
 い様な死体の数と扱い方が1番衝撃だった。
 戦争が人間から死してなお尊厳を奪ってい
 る。
・お題目としてではなく、本当にこれは何のた 
 めの戦争なんだろうか。技術の進歩が道徳心
 を人から失わせたように思っていたけど、こ
 れが人間の本質なんだろうか。そんなことは
 思いたくないが、どんな気持ちで引き金を引
 いているのだろうか。
・劇中もっと色んなことがあったはずだが、全 
 てを思い出せない。辛いが見直したい。
・大義ある戦争とは?
・病院への攻撃だけはやめろ。病院を戦略に組 
 み込むのもやめろ。
・病院入口で狙撃された看護師
・イスラエルとガザ地区のドキュメンタリーも
 作成されたとして、アメリカで評価されるの
 だろうか。トランプが再び大統領になってし 
 まったら、2つの戦争はどうなるか想像したく
 ない。
・地続きの国との付き合い方の難しさ。ただ、
 そこで幸せに暮らしたい人々には関係ない。
・4時間歩き続きの老人
・病院近くが襲撃された際に親に覆いかぶさり
 「愛してる。忘れないで。」と言った人。
・伝えることの重要さ。
・カメラで撮られて攻撃的な口調になってしま 
 う人
・子供が2人生き埋めになった人。
・民間人を狙うな
・老若男女問わず死体の肌から分かる生気のな
 さ
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