とにかく美しい映画であった。
まずなんといっても色彩豊かではかなさの漂う映像つくり。
舞台に上がる前、手際良く顔を書いていく様は美しく圧巻。
玉三郎さんや大野一雄さんの舞踏は言葉に表すのが難しい美…
1995年に公開された映画の、デジタルリマスター版で、時を経て再上映されている。
観れたことに感謝です。素晴らしかった。
パンフレットも購入してしまった。
玉三郎さんが本当に美しく、妖艶で、幻想…
このレビューはネタバレを含みます
成瀬巳喜男の晩菊に映る上原謙がめちゃよくて、よかった。
生きてるものの顔をどんどん失って行くのが最近はこわい。生きているひとの顔の美しさというのがあるけど、私の顔はその美しさからどんどん遠ざかって…
客観性を持って作られていった女形はもはや女の域を超えており新人類。見えたものが全て真実ではなく、マイナスをプラスに変えて真実のように見せているのかもしれない。そのロジックに気づかず主観で見ている私た…
>>続きを読む坂東玉三郎の女形が「美」って感じでうっとりした。
衣装の早替えとか化粧とか眺めているだけで楽しかった。
雰囲気がちょっと『都市とモードのビデオノート』っぽい。
何百年という時を重ねて出来上がってき…
ダニエル・シュミット、モロッコを撮ろうが日本を撮ろうが、あの映像の温度感が一貫してるんだな。
実はモロッコ見たさに観に行った「ヘカテ」がしばらくトラウマだったのだが、ストーリーの後味の悪さと反比例す…
🄫1995 T&C FILM AG / EURO SPACE