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首のyokoのレビュー・感想・評価

(2023年製作の映画)
4.0
つまらなかったらどうしようという思いと予告編で上がった期待値の中間を通り抜けた感じ。

個人的にアウトレイジが好きじゃないので、戦国アウトレイジを期待してたのに〜という落胆は私にはなかった。アウトレイジをミーム的に遊んでる感じも好きではない。ので脱力感、もっと下らないやり取りがあっても良かった。

加瀬亮もあまり好きではなくフィジカル的な怖さがアウトレイジの頃からない。

キム兄は良いですね。ザサムライ、ザ忍者感がないのが良い。キム兄だけダメだったみたいな風潮はわからないですね。彼は迫力とか演技とか出しちゃだめな役なんであれで良い。サムライの世界から降りた彼は首を切られるのではなく〜というのも面白い。

逆に武信者の某芸人は逆に全然だめ。空回りしてる感じ。そもそも彼のバラエティで見せる演技派風演技って武の演出と反しない?

寺島進の最期は違うかなあ、操を立て突撃するサムライ側の立ち位置ではなく、もっとドライな人間でしょう。メタ的にオイラの可愛い寺島に見せ場作りました感がある。

武の18番、暴力描写的に擦られてる刀饅頭のシーンはフェラチオのメタファーでしょう。歴史の謎やミステリーなんて実際はこんなものかもよ〜という冷めた部分が素晴らしい。実際の歴史研究は性愛の関係性をオミットしすぎている気がする。
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