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ナチス・バスターズのyokoのレビュー・感想・評価

ナチス・バスターズ(2020年製作の映画)
3.9
ロシアが善玉になれるのは対ナチスにおいてだけなのが悲しいшшш

一応敏腕スナイパーとの触れ込みだが、動作にスナイパー的な繊細さ、神経質さはなく、イメージで若干似てるのはエネミーラインのジャージ、そう私たちの好きな共産圏風ゴリラ。

戦闘はまあまあ良いのだが双方戦略も特になく、雑魚下っぱキャラだと思ってたやつが、神エイムを発揮しパカパカドイツ兵が倒れていくのはげんなりするが、ドイツ軍大尉の(これもまたベタなイケメンアーリア人感が出ていて好きなのだが)全裸大立ち回り、からのワンピースを着て雪原逃走ダッシュでお釣りがくる。

赤い亡霊は個人の異名というよりは勇気が伝播して戦っていった名もなき者たちのことだろう。ヒトラーモノマネの役者が最初に出るが、それはヒトラーを馬鹿にしている訳ではなく、名もなき戦士達は祖国を守るため、赤い亡霊として"役者''として弱い自分を奮いたたせ、周囲を鼓舞し、敵に脅威を植え付ける役割を演じるという例えだろう。

だから映画上最初に赤い亡霊として活動していた彼の動作も雑なのだ。気合いで赤い亡霊をやっているだけだから戦果に比例した洗練さがある訳ではない。
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