このレビューはネタバレを含みます
後味が悪い映画。
なんも悪くない子どもが犠牲になるよ(明確な描写はないがアリスがミアを自分が死んだ場所へ誘うのはそういうエンドだろう、と)なエンドが嫌だったな。
ミアがアリスと同年代からの"同調"なのはわかるがそれにしても理不尽すぎる。
アリスが"7歳のまま(おそらく精神的にも)"なので「自分にやったことをやりかえしてやる!」って安直さからのラストなんだろうが、なら主人公を連れてけよ…と思ってしまう。
ラン・ラビット・ランってどういう意味なんだろう?と思っていたが「アリス」と「うさぎ(ミアは主人公にウサちゃんと呼ばれている)」で「不思議の国のアリス」とかけてるのかな、と思った。
アリスはウサギを追いかけて穴の中へ落ちる→アリスはミアで、ミアはアリスで、ミアはウサギでウサギはアリス。どちらの役も表裏一体。
全ては主人公が悪いにつきる。
ちょいちょい水(汚泥?)の描写やアリスの曖昧な説明が飛びだすのでだいたい中盤あたりからオチ(アリスの正体とその消息)はわかるので、改めてビックリするような脚本ではないがジャンプスケアにビックリする。
マジで娘(ミア)はなんも悪くなく、親の姉妹喧嘩(憎しみ)に巻き込まれてしまう不憫な子どもすぎて落ち込む。