ネオリアリズモと称された戦後イタリアの厳しい世の中を生きる貧しい人々の悲哀をリアルに描いた作品群の一つに数えられるデ・シーカ初期の秀作。
馬を買い取りたいという共感しづらい少年たちの憧れは自転車やバ…
このレビューはネタバレを含みます
「自転車泥棒」と双璧をなす、デ・シーカの代表的ネオレアリズモ。
同じように抗いきれない現実の生活の重さを描いてるとは言ってもさ、
自転車泥棒は社会云々以前に、親父の能力不足が顕著すぎて自業自得感し…
ヴィットリオ・デ・シーカ監督の有名作。
初見時に思ったのは「留置所など暗い場面が多いし、この映画は何を提示しようとしているのか?」ということだったが、久しぶりに観ても印象はあまり変わらず。
馬を好き…
ネオレアリスモ的価値とは別に、自分はヴィットリオ・デ・シーカの作家性が好きなのだと気が付いた。観客に訴える力においては「自転車泥棒」がマスターピース的存在であるが、決して本作も引けを取らないだろう。…
>>続きを読む戦後の混乱期における靴みがきでその日その日を暮らす子供達。
不運が不運を呼び底へ底へと急降下。
気づけば何もかもが崩れ去り時既にお寿司。
ただでさえ悲惨な世の中。
大人のずる賢さも相まって子供達は利…
このレビューはネタバレを含みます
久しぶりのデ・シーカ監督作品。
今まで観てきた反戦映画でも子供目線から大人の汚さを映したものはあったが、本作はそんな大人への子供の憎しみの感情が子供同士に移行してしまう。それは「ドイツ零年」と匹…
友達の仲が一度壊れたときの相方のそれでも好きだと言ったセリフがいい
ラストもね
ネオレアリズモ!!
ロベルト・ロッセリーニ、ヴィットリオ・デ・シーカ、ルキノ・ヴィスコンティ、また脚本家のチェーザ…