やっぱりカルカン

プリンセスと魔法のキスのやっぱりカルカンのレビュー・感想・評価

プリンセスと魔法のキス(2009年製作の映画)
3.5
金曜ロードショー
2023.12.1 よる9時〜10時54分放送
プリンセスと魔法のキス
2010年制作 本編ノーカット
を視聴しました。
地上波初放送かと思ったら、日本テレビの「映画天国」で2014年3月10日に放送されたことがあるんですね。
余談ですが「塔の上のラプンツェル」の一つ前に作られたディズニー映画だそうです。ファン投票で放送が決まったので、人気の作品なのだとは思いますが、見たことがなかったので日テレさんには感謝感謝です。

ヒロインのティアナは、2007年公開『魔法にかけられて』のジゼルを除けば、1998年公開『ムーラン』のファ・ムーラン以来の正式なディズニープリンセスとなる(Wikipediaより抜粋)
↑確かにそうだけど全く知らなかったのでびっくり。ディズニープリンセスが一堂に会するイラストやグッズなども時々見かけますが「ティアナ?そんな人いたっけ?」という感じです。

テンポもいいし映像もきれい、ヴィランの歌唱シーンではサイケデリックかつとてもオシャレな演出が光っていました。
何より感動したのは終盤のレイとエヴァンジェリーン。拭いても拭いても目から涙が出てきて止まらなかったです。それを言ったらおしまいだけど、脇役なのに…というか、ただの虫のキャラクターなのに。すごく、すごく、すごく素敵でした。もしディズニー映画全作品No. 1助演男優賞をあげるなら、ダントツでレイです。あのくだりだけで「本当に見てよかった」と思いました。

ティアナの幼馴染の友達も、びっくりするぐらい良い子(天然!?)で主人公は夢のために身を粉にして働く女の子、王子様は面白系と一風変わったディズニー映画で新鮮な感じでした。ただ、レイとエヴァンジェリーンの件もそうですがストーリーの全体的なバランスが微妙に崩れている気がするので少し点数を低めにしました。
ファンは好きなのかもしれないけど、万人受けはするかどうか怪しいかもです。もしまた放送される機会があれば、レイとエヴァンジェリーンのくだりで泣くためにもう一度見たいと思います。