このレビューはネタバレを含みます
ロバート・レッドフォードのCIAを舞台にしたスパイアクションである。
公開当時(1975年)は素通り、最初に彼の作品を観たのは本作の後の『大統領の陰謀』(1976年)。その所為かこの作品のラストには…
陰謀に巻き込まれるサスペンスものでは、かなりの快作に仕上がっているシドニー・ポラック監督作品。
冒頭の事務所の会話から、暗殺までが見事なシークエンスでまず引き付けられる。
コンドルのコードネームを…
1975年のニューヨークの汚い雑踏とデカいアメ車、今は無き貿易センタービル、、、『人間の証明』を観て以来、この混沌とした雑踏が映画に似合い過ぎ。
CIAの末端組織で本の分析を行う7人の同僚が襲撃さ…
シドニー・ポラック『コンドル』を観た。荒唐無稽な設定だとは思ったが特殊部隊の容赦のない殺人と窮地を主人公の機転でギリギリで回避する演出が良くて手に汗握るサスペンスだった。シドニー・ポラックって社会派…
>>続きを読む外は雨 聞こえるのは読み取り機械の作動音だけ この静けさの中で一瞬にして凶行が行われる
コンドルの3日間はこの冒頭のシークエンスの見事さに尽きる。それ以降も、走ったり飛んだり派手なアクションは一つ…
『コンドル』(1975)初鑑賞。諜報組織のメンバーの巻き込まれ型で、古典的なポリティカル・サスペンス。ディテール描写の丁寧さと思いきった省略。2時間で描ける複雑さと明快なエンタメ性。スター二人と渋い…
>>続きを読むハリウッド映画においてFBIは正義の味方でCIAはインテリで冷酷な悪にされがちなの定番でちょっとおもしろい。こちらにはFBIは出てきません。すべての正義はお上が決める。
ウォーターゲート事件が起こっ…