CDショップでクラシック担当をしていた頃、ちょうど交響曲第1番HIROSHIMAが発売され、その売れ行きに何事かと大変驚いたのを覚えている。
その時はまさか佐村河内守という人物がこれほど世間を騒が…
【レビュー】
《見惚れる程の鮮やかな恐怖に支配される秀作》
凄い…凄過ぎる……見事に騙された。
ゴーストライター騒動の真実に迫るドキュメンタリーなのかと思っていたら、トンデモナイ間違い。ドキュメン…
2014年、聴覚障害を抱えながら「鬼武者」などのゲーム音楽や「交響曲第1番“HIROSHIMA”」といった作品により「現代のベートーベン」と呼ばれた佐村河内守が、実は耳は聞こえており、作品はゴースト…
>>続きを読む真実と表裏一体に存在するのは、虚構だ。
情報が氾濫する世の中で、
受け取った情報が
真実であるか虚構であるかを判断するのは
情報の受け取り手次第である。
しかし情報の伝え方もまた、
メディア次第…
私たちはことごとく白黒眼鏡を掛けて、
あの人この人、あの出来事この出来事を見ているんだな、ぁぁ。
と打ちひしがれた気分になった。
現在の佐村河内守の私生活を覗き見しただけなのに。
その人物像もこの…
このレビューはネタバレを含みます
"FAKE"
単純に映画としての話です。この映画の凄い点は二つあって、それは"人が成長する瞬間を見せてしまったこと"と"主観と客観の入れ替わる瞬間を見せていること"でしかもその二つが表裏一体である…
(c)2016「Fake」製作委員会