『大地』初鑑賞。初ドヴジェンコ。アフター・リュミエール in 十三 vol.4 -ピアノ伴奏でみるサイレント映画-。ひまわり咲くウクライナの広大な大地を舞台に農業方針で戦う民衆の顔、顔、顔。これぞソ…
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旧ソ連下、ウクライナの農場に集団化の象徴たるトラクターがやってくると、それに尽力したヴァシルが富農の手で暗殺されてしまうお話。書割かと思うような雲に覆われた空が美しいです。
プロレタリア美術極まる…
終盤の謎の小部屋にいる上裸女性がホントに意味分かんなかった(胎児?)けど凄かった。
土を飲み込み吐き出すトラクターと革命の下に駆ける群衆のカットバックとか画面内の運動が凄まじくて、モンタージュ理論の…
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1929-1930 年の間で、ソ連のキエフのVUFKU スタジオで製作された映画だと。
小麦畑、大輪のひまわりが揺れ動く、少女、それから林檎が映し出される。収穫するには多すぎる林檎。少女、子供、り…
自然の広大さを物語るサイレント映画で、風に靡く小麦、熟したリンゴ、雲から差し込む陽光など美しいカットが荘厳な音楽とともに映し出される。共同の農業作業を通して団結する人々、個人的利益を主張する富農の思…
>>続きを読むドヴジェンコはタルコフスキーが敬愛していた監督だというが、オープニングの意思を持ったように波打つ草原のショットを見るとなるほどと思わせる部分がある。ラストの雨に濡れる果物のイメージ(「惑星ソラリス」…
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