撮影で使われたGotlandに旅行に行く為に予習として観たのだが、今まで観て来たベルイマン作品の中で、尺も演出も一番観やすかった様に思う。今まで彼の作品を掴みかねていた。長時間座って会話させずとも、…
>>続きを読む戦争から目を背けて美しい島で暮らしていても結局逃げられない。戦禍の理不尽な暴力によって人格が崩壊していく様が描かれていた。
見終わってタイトルの意味を理解する。
他人の悪夢に出演しているようだとい…
ベルイマンが問いかける恥とは何なのかなと考えた
妻の期待に応えられないことなのか
弱い者を助ける力も知恵もないことかな
子供が欲しいとささやかな夢を描いているヤーンとエーヴァに突きつけられた悲劇
…
戦争の気配が日に日に濃くなっていく島村、政治観にも人生観にも信条を持たず、信仰もなく、戦争にだってどこか他人事顔の夫婦が、それでも否応なく戦争の渦中に巻き込まれていく。二人はその場しのぎに卑劣に立場…
>>続きを読むシネソニック。小さな種から伸びる疑心、花咲く恥。世界・マクロな荒廃によるミニマムな関係性の破局。超マクロな大海の空虚を漂流。夫婦の普通の会話に漂う不穏な緊張感。急なトラックインで閉塞する夫婦のショッ…
>>続きを読む鑑賞記録
無益な戦いが人間の心、人格までも
崩壊させていくというお話
「恥」というタイトルを
うまく付けたものだ
戦争映画としては低予算ながら
SEなどをうまく使いこなし
悲惨さをうまく表現してい…
Q. ベルイマンが戦争モノを作るとどうなる?
A. 夫婦地獄映画になる。
風光明媚な島で暮らす夫婦が…って、あれおや?デジャヴ?
そう、『狼の時刻』に続くベルイマンの「島映画」、主演二人は同じだ…
ベルイマンも戦争映画を撮っていたのか。
とはいえ、主題は戦争そのものではなく夫婦のニューロティックな変容に焦点が当てられる。
「他人の悪夢に出演してるみたい」という台詞があった。
こうまで現実が酷い…