キョンシー映画のはしりと言われる1985年の香港映画『霊幻道士』の亜流作品。
作品冒頭の安っぽさに期待値が一気に下落するも、妙にテンポのいいカット割りや台詞回し、日本語吹替えも十二分に貢献しているおバカな掛け合いにじわじわハマってしまった。台詞とか、人物の挙動とかが映画というよりコント番組を観ているみたいな感じだった。
なにより、チビクロをはじめとする孤児四人衆が特別霊魂になるための儀式や、キョンシー親方を滅殺するためのギミックとか、なんかずっとコチャコチャ凝っててめっちゃ好き。
あと、キョンシー親方が現世に出てきたあと頭蓋骨でボーリングしてるシーンのホラーとコメディがない交ぜになった雰囲気も大好き。
すぐ脱がされるメガネデブ署長がマユリカ中谷さんに激似で終始ニヤニヤしてしまった。
ちなみに、おませなヒロイン・テンテンと、スイカ頭役の子役は実の兄妹らしい。
結論、期待以上に楽しかった!