黒沢清監督の『CURE』を感じた。短絡的な発想だと思っていたが、よくよく思い出してみると黒沢清監督と濱口竜介監督はいわば師弟関係で、あながちこの見え方は間違っていないかも。人が死んでいる描写の怖さも…
>>続きを読む未完の作品「FLOOD」の序章(60分程度)。
正直この時点では何をしたいのかよく分からない。(所々、要素が散りばめられていたが)
脚本も濱口竜介でないし、この作品の制作背景が分からないことには何と…
濱口脚本じゃない濱口作品は見なくてもいいかも…となった。女の描き方に難がありすぎる。またハッピーアワーみたくなってきた…
宿題で課される互いへのインタビューがドキュメンタリー。最後のコンテンポラリ…
濱口作品の哲学が身体的な表現に昇華されていて凄い。
濱口作品は常に他者とは究極的には理解不可能な存在であるという前提のもとにつくられていて、そのことを身体的な接触に準えて本作は描いているようだった…
理屈として意味のわからないところは多々あるのだが、私はこれ単体でもかなり良かったと思う。滞留した欲求を暴発させないためにコミュニケーションが存在している。言葉を交わす、目を合わす、写真を撮る、身体に…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
濱口竜介監督、高橋知由脚本作品。
「不気味なものの肌に触れる」距離とは何なのだろうか。
千尋と里美は、相手の口を手で塞いで自分の甲にキスをする。そして自身の甲を噛み出血する。その加害と愛…
千尋が兄の車の前に立ち全力で駆けるシーンや、千尋と直也が喫茶店で向かい合い話すシーンが好き。直也のあずさに対する率直な思いを語る部分と、千尋が自分たちを「魚」と「水」に例える場面が対照的に感じて、千…
>>続きを読む©LOAD SHOW,fictive