やっぱりカルカン

ペットのやっぱりカルカンのレビュー・感想・評価

ペット(2016年製作の映画)
3.0
金曜ロードショー
2024.2.16 よる9時〜10時54分放送
ペット 2016年制作 本編ノーカット
を視聴しました。初見。

健康診断に行ってヘトヘトになって帰ってきて眠いのを我慢しながら見た。1時間15分ぐらい経ってもうテレビを消して寝ようかなと思ったけど、1時間15分も見たのに最後まで見た方がいいのでは?と考え直し気合で最後まで視聴した。残念ながら次の理由で自分には合わなかった。

・主人公の犬2匹の声優がお笑い芸人バナナマンの2人。申し訳ないが私はバナナマンがあまり好きではない。

・ペット達に品がない。すべてのペットが飼い主不在の際に迷惑行為をしたり悪態をついたりしている訳ではないのに、本作ではあたかもそうであるかのように描写されている。飼い主の知らない「裏の顔」をテーマにしてるんだろうけど、犬や猫なんかそんなに何も考えてないし裏も表もないだろ…(それを言ったら本末転倒だしトイ・ストーリーはどうなるんだって話になるけど)

・多様性の時代だからか…色んな動物をペットにしている人が居るのは分かるけど、みんな平等に出そうと思っているのか途中から動物園みたいになって「ペット」のくくりが蔑ろになってる気がする。

・ペット達に可愛らしさがない。人間で言ったらチンピラ映画を見てるみたいな感じ。ビーバップハイスクールとか東京リベンジャーズとかそんな感じか知らんけど動物達が派手に暴れまくってトイ・ストーリーみたいな上品な映画を想像してたのに全然違った。

・一応入ってる「恋愛」「お涙頂戴」要素がこれ見よがしすぎる。一応入れときました感がすごい。

・どうしてもトイストーリーと比べてしまうが、こっちは全然洗練されてない。あーいう映画を作りたかったのかな?と思ったけど正直失敗だと思う。

・動物(種族)やキャラクター(個人の性格)にリスペクトや一貫性を感じない。

・先住犬の主人公が完全にいい奴でもないし悪い奴でもない、元気な奴でもないしおとなしい訳でもなく微妙なキャラ。もう1匹の主人公、新入り犬のバディ役もそう。悪い奴かと思ったら仲良くなっていい奴のパターンなんだけどなぜか好きになれない。2匹のうちでは若干新入りの方が好きかも。他のキャラクターもなぜか好きになれない。

・終わり方もなんじゃそれ、って感じで微妙だった。なんか「ペット2」があるらしいけど、続編があることにびっくり。

恐らく次回またテレビ放送されていても見ないと思う。