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MISS OSAKA ミス・オオサカのyokoのレビュー・感想・評価

MISS OSAKA ミス・オオサカ(2019年製作の映画)
3.8
まあまあの低評価、そしてそもそもレビューが少ないので心配したがまあ見れる。そんなに時間が長くないのも良い。ジャケットの女はイカしてるが実物はそうでもない。日仏ハーフ役の人のフェロモンはなかなかだったが。

しかし内気な外国人と自信満々な日本人ハーフの設定はなかなか説得力がない。偏見かもしれないが。彼女に惹かれた根拠も、ガバガバな労働や空港等の手続きも推測すると気になるが、もろもろのそのペラさが逆に良い。彼女の実存のペラさにマッチしている。自己紹介で「〜の彼女です。」と言う奴だ。もう最初から日本人的だと思ってしまったw全般的にふわふわしてるが東京じゃなくてオオサカをチョイスしたことで映画をギリセーフにしている。逆に設定を現実に詰めすぎるとほんと駄作になっていただろう。

実は最初にミミコに相席を勧めたのは内気な主人公のほうだ。ミミコが押し入った訳でも旦那が誘ったわけでもない。一目惚れに近い感覚があったのだろう。

とにかく主人公が後半開き直るまでの、ふがふがした感じ、媚びへつらい日本人しぐさを学ぶ感じが新鮮で良い。

例えるなら村上春樹の作品を外国人監督が撮りましたみたいな映画。それをサブいととるか空虚ととるかの違い。



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