最初に川を左から右にでかい船がゆっくり通過するショットに満足してそれ以降は睡魔との戦いであったw
ケリーの作品ではある種の定石外しというか、これ実は意味深だけどこれフラグちゃいまんねんというパターンがあるが、今回でいうなら裏切らない中国人ルーだろう。いつか気弱なクッキーを出し抜くんじゃないか、カネの隠し場所提案したのはどっちだっけ？あの時のふわふわした感じwまあオチは最初に見せているが、心の準備だけはしていたが杞憂に終わった。
西部開拓時代、金や毛皮ではなく、ドーナツ！wミークスカットオフでも勇ましい西部開拓映画なんて嘘ですよ、をやっていたが今回もカッコ良くはない。勇ましさ風を持つルーがやはり引き際を見誤る。撤退を主張するクッキーへの返しに「そのうち牛が増えてくるキリッ！」みたいに2回くらい行っていたがそれがツボ。
ルーに翻弄されつつもクッキーは楽しかったのだろう。一応料理人として振る舞えたし、ザ男の西部劇！からオミットされていた弱男に居場所を与えた映画。
鳩映画showing up になぞらえて牛映画と言われているが存在感は鳩以下。しいていうならミルク映画。ミルクとはおそらく「優しさ」のこと。
