このレビューはネタバレを含みます
標高5000メートルの高地で暮らす夫婦。
ふたりぼっち
1人と2人では全然ちがう。たったひとりの重み、心強さ、尊さ。
精霊に祈る。五穀豊穣と動物たちが増えるように。
息子の帰りを祈り待つ。
2人の…
高山で2人だけで暮らす老夫婦。
精霊と羊とリャマと共生する2人だけの世界。
悲壮感溢れるタイトルどおり、過酷な環境下で息子の帰りを待つ2人。
けど日々祈りを捧げ、文明の利器に頼るのはマッチとランプ…
『アンデス、ふたりぼっち』山岳地帯のポツンと一軒家で慎ましやかに暮らす老夫婦の日常が年齢と天候に勝てず段々と過酷化する。寝食を共にする普段の会話や街へ出たきりな息子の愚痴が台詞を演じて喋るフィクショ…
>>続きを読む標高5000mを超える厳しいアンデス山脈の大自然の中で、たった二人で暮らす日常が過酷な現実にあることを淡々と静かに描いて、底知れぬ不安感を煽ってきて恐ろしい。「ペルー版小津映画」などという惹句が謳わ…
>>続きを読む身を削ってくる様な風の音にどんよりとした空の色。緑はあれど荒涼とした土地に住む老夫婦。
痰が絡んだ様な咳。荒い息遣い。思う様に動かない体。
映画は最初から最後まで死の気配が濃厚に漂っている。
度重…
一枚目二枚目三枚目の映像…全てに命と力が宿る
とことん徹底的に標高五千メートルのアンデス山脈の上に二人きりで住むウィルカとパクシを映像に乗っけた。
この地球の最果てにいる老夫婦の相思相愛♡信頼度は、…
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