スコセッシお得意の様々な立場に揉まれながら落ちぶれていく人々の物語。オセージ族の妻を愛する気持ちは本物、叔父は恐い、そして金は欲しい。3時間を超える上映時間の中で主人公が家族のために、そして時には自分>>続きを読む
めちゃくちゃ面白かった。
『ローグ・ワン』を作ったギャレス・エドワーズ、意図してローグ・ワンっぽさを入れることでオリジナルSF大作でここまでの作品を作れるし、『ローグ・ワン』は自分の要素が盛り込まれた>>続きを読む
都市からは隔絶された小さな村で就職難と外国人労働者によって引き起こされるヒューマンスリラー。意外すぎるラストに驚いた。ラストの一歩手前だけはどういうことなのかは分からなかったが。
面白かった。言うほど中国映画は見たこと無いが、国策で作ったような作品や中国第8世代らによる作家主義が全面に出た作品とはまた違ったこういうトリッキーな作品があることに驚いた。
超お古の宇宙服が脱げなく>>続きを読む
現実とARの世界が融合して境界線が曖昧になった世界で謎の美少女の存在を模索する不思議な映画だった。いつもふにゃふにゃしているイメージのあのだが、墓場で儚げにこちら側を見つめてくるシーンでの破壊力は凄ま>>続きを読む
2016年も色々あったが、2023年も色々ある。
LGBTを含む性教育、ハラスメント対策の厳重化、グローバル化など「今の俺たちってこうだよね」を少々図式的過ぎではあるが、コミカルに描いたドラマの劇場版>>続きを読む
障害者施設での虐待や創作活動を通して生きるとは何か、人間とは何かを描いた社会派作品。
先日新しくなった上司に「ジジイになっても簡単な仕事しかできない奴はダサいし働く意味が無くね?」と言われたことを思い>>続きを読む
社内ルールに抵触するためカップルであることを隠してきた2人だが、女性側が昇進し男性側がクビ切り候補にされることで2人のプライベートな関係が変化していく。上手く生きることが出来た女性と空回りして堕ちてい>>続きを読む
『ハント』のようなバキバキの韓国映画や『ドリーム』のようなひたすらボケ続けていくコメディ映画がある一方でインディーズではここまでギラギラした作品が作られているのは素晴らしい。ジョン・ウィックを彷彿とさ>>続きを読む
面白かった。やはり子どもたちがわちゃわちゃ騒ぐ映画は面白い。性的嗜好や家庭環境が原因で居場所のない子どもたちが集う演劇キャンプ。そして創始者もキャンプ自体も死にかけの中、無事に劇を披露することは出来る>>続きを読む
同じ引退した最強の男によるアクション映画としては『ジョン・ウィック』と対になるシリーズ作品の最終作。イタリアに不時着したロバートが愛し始めた土地と人々のために戦う物語。戦闘シーンの尺はかなり抑えられロ>>続きを読む
強迫性緊縛症候群になった彼女のために縛る彼氏と縛られる彼女の関係性がアーティスティックに描かれていく。彼女を縛って苦しんでいく彼氏、彼氏に縛られて開放されたように表情を和らげていく彼女の対比が良かった>>続きを読む
目に見えて豪華になった続編はやはり面白い。防弾少年団からの朝鮮少年団や共産主義ネタなど次々と小ネタを挟んできてからの威力も増したアクションシーンなど全編良かった
良い意味で恥ずかしさとダサさが前面に出ていた作品。持ち前の軽さが仇となり、何をやってもあしらわれる主人公の本心は本音で拒絶されたときにしか見えない。自分も好きな人を前にするとああやってテキトーに誤魔化>>続きを読む
山田涼介とタイトルが出てくるまで結構時間がかかったが、どうやら今作はダブル主人公ではなく安藤サクラが主人公らしい。山田涼介は原田作品に出ると役者として真価を発揮する。前半はスキャムリップよろしく詐欺の>>続きを読む
めちゃくちゃ面白かった。『工作』や『KCIA 南山の部長達』のような硬派な政治ドラマをイ・ジョンジェが初監督作品で作ってしまったことがまず凄い。銃撃戦で荒ぶるカメラワークや演技は素晴らしいのは勿論、モ>>続きを読む
ウェス・アンダーソンの短編。
透視能力を会得しカジノで大儲けした男の数奇な人生を描いた物語。飛び出す絵本のように人物はあまり動かず、背景の方が動く箱庭っぽさが際立っている
最初から最後までひたすらふざけ倒したギャグ映画。くだらなすぎて笑ってしまった
人種差別をテーマに怒りをコントロールできなくなった女性たちが"下等人種狩り"をしていく姿をリアルタイム形式で描いた作品。
一見ごくごく普通の女性に見えてるのに、言動から違和感を感じ始めたらもう止まらな>>続きを読む
面白かった。実際に起きた勘違いから生まれた凄惨な事件をリアルタイム形式で描いていった作品。
当たり前ではあるが、あの場にいた警察官にも様々な考え方から行動していたことが分かるというのが面白い。
ケネス>>続きを読む
オールドスクールなヒップホップ、トレント・レズナーによるアッパーな電子音楽や色んな作品でかかりまくっている大ネタのような曲たちなど多彩な音楽が鳴り響く映画だった。スタテン島が舞台になってウータン・クラ>>続きを読む
日本の植民地支配は正義だったか悪だったかを明らかにしたいのではなく、日本による韓国の植民地支配は事実としてあったこと、その支配によって不条理に殺されていった者達がいたこと、彼らの遺族はまだ生きているぐ>>続きを読む
面白かった。夜の街で一度は輝いていた者たちはどうやって生きてどうやって死ぬのだろうかということをずっと考えながら観ていた。職業への偏見とかではなく、彼らの一般的からは倫理観の外れた価値観やもはや記号的>>続きを読む
カルト的人気のアニメ映画。
現実とフィクションの世界がガチャガチャと挟まれながら描かれていくうちにどれが現実だか分からなくなっていくし、そのうち現実だけど現実ではない虚構に支配されていくのが恐ろしかっ>>続きを読む