ノノさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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逃げ去る恋(1978年製作の映画)

4.0

アントワーヌ・ドワネルシリーズがこれで完結。ドワネルは本当にどうしようもない男なのにモテすぎててムカつく。別れた女に、妻も愛人も妹も乳母も看護婦も欲しい人なのよって言われていてまさにその通りだった。別>>続きを読む

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

3.8

おいイヌーーーー!枝を咥えてうろちょろしてかわいすぎる^_^
今すぐこんな場所に行きたい。たくさん歩いた後に入る露天風呂最高すぎる。
ヒッピーのような生活をしてる男と家庭を持つ男、かつては仲が良かった
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マグノリア(1999年製作の映画)

3.6

ロサンゼルスを舞台にした複数の男女の群像劇。いろんな人間の後悔や懺悔の姿をよくここまで複雑にならずに繋げられてるなという印象。3時間あるのにとてつもないテンポとカットの量で飽きずに見られた。絡まった物>>続きを読む

THX-1138(1971年製作の映画)

3.9

めっちゃ良かった。25世紀、コンピューターに全てを管理されるディストピアで生きる人間たち。わけ分からない数字の羅列、何のためにあるのか分からない装置、全員丸刈り。人工的な真っ白の空間の中で人の肌のシミ>>続きを読む

リオ・ブラボー(1959年製作の映画)

3.7

ジョン・ウェインかっこいい〜
バカバカ銃を撃ちまくって馬から転げ落ちる西部劇というよりは登場人物のキャラと会話を楽しむ娯楽的な要素が強い作品。年寄りで片足が悪いスタンピーの喋り方と笑い声が可愛くてお気
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地獄の黙示録(1979年製作の映画)

4.3

初めて見た時は後半よくわかんねぇ、キルゴアかっけえ〜という感想だったけど、改めて見ると後半も割と面白い。とにかく戦場でサーフィンがしたいキルゴアがやっぱりたまらん。
カモフラに塗った顔の中で見開いた充
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モーリス(1987年製作の映画)

3.7

モーリスがクライヴを失って、最後にはクライヴがモーリスを失う。イギリスで同性愛が犯罪の時代に同性と関係を持つこと、たとえ互いに秘密を約束しても嫉妬やなんかで相手を売ることもできてしまうリスキーな恋愛。>>続きを読む

恋のエチュード 完全版(1971年製作の映画)

3.7

体感3時間くらいあった。恋愛の駆け引きを永遠に見せられてクソ疲れたけど映像が綺麗すぎるので最後まで見られた。姉妹の間で揺れる1人の青年の恋愛ドラマ。
相手の意思を尊重しすぎてくっつくんだかくっつかない
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荒野のストレンジャー(1972年製作の映画)

3.7

床屋のカミソリ持ってる手がブルブル震えるシーン笑っちゃう。あんなんで切られたら顔面グサグサになる笑
街ごと赤く塗るとかいう意味わからん演出好き。イーストウッドまじかっこいい。私も強くなって全ての権力手
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理由なき反抗(1955年製作の映画)

3.8

想像以上に面白かった。学生同士の対立から親への反抗、警察との対立までの展開が素晴らしい。それまでの家父長制の崩壊。父親が母親に従っている構図に納得いかない主人公の青年、家庭環境の問題は日々の生活態度を>>続きを読む

カラヴァッジオ(1986年製作の映画)

3.6

バロック期のイタリア人画家カラヴァッジオの生涯をかなりの創作を交えて描いた作品。
映像はめちゃくちゃ絵画的に撮られていて美しい。男2人と女1人の三角関係、性的な視線と詩的なモノローグ。
ストーリーは登
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肉体の冠(1951年製作の映画)

4.0

静かであっさりしたストーリーなのに迫力がある。銃殺シーンの手元を映さない渋さ。
男のギロチン死刑を目の当たりにして愕然とする女のラストシーン。愛する人を最後まで目に焼き付けようとする強い眼差しが印象的
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ダゲール街の人々(1976年製作の映画)

3.9

ヴァルダがダゲール街の商店の人々を映したドキュメンタリー。初めに出てきた香水を調合して売ってるお店に興味深々。㌠ってフランスの通貨単位だったのか。今更知った。
カメラが店に入っている時点で全く普段通り
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肉の蝋人形(1953年製作の映画)

3.6

顔面ボロボロ剥がれ落ちるシーン最高。作り込まれた蝋人形たちのおどろおどろしい博物館や大きめの蝋漬け鍋など美術は気合いが入っていて楽しいが、あまりハラハラしないサスペンスで残念。ちゃんと描いてるのに終わ>>続きを読む

秘密の花園(1993年製作の映画)

3.5

めっちゃ児童文学って感じ。これ見た後秘密の花園作りたくなって家の庭の土掘り返して終わった。

家庭(1970年製作の映画)

3.9

勝手にしやがれ
どれだけ人生が進んでもドワネルの社不加減は止まらなくて安心する。
日本人愛人役の女が喋る日本語がフランス語のようで面白い。愛人とコミュニケーションが上手く取れないことによってドワネルは
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夜霧の恋人たち(1968年製作の映画)

3.8

不器用すぎるアントワーヌが尊い。仕事の選び方もアホで可愛い。仕事続かないよね〜わかる。1作目から彼がどんどん成長して、恋人と結ばれる過程を見てたら感慨深くなってしまった。
探偵事務所内の社長の部屋の青
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ハンニバル(2001年製作の映画)

3.5

脳みそ食った〜🧠そこが一番良いしそこしか覚えてないな。

アントワーヌとコレット/二十歳の恋(1962年製作の映画)

3.7

見たことあるシーンだなと思ったら幼少期の回想シーンは『大人は判ってくれない』のワンシーンをそのまま使ってるのか!
アントワーヌが職場でレコードをプレスしてはみ出した部分をカッターで切ってるシーンかなり
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蛇の道(1998年製作の映画)

4.5

たまらんです!!!
哀川翔も香川照之も激ハマり。撃ち合いになった雑居ビルの暗さと窓から入る光、激しい銃声、スタンガンを当てた男を芝生の上を滑らせながら運ぶシーン、積み立てられたブラウン管テレビの映像と
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「A」(1998年製作の映画)

4.0

事件が起きた後も信者であり続けるのは何故なのか。こんなに柔らかいオウムに関するドキュメンタリーは他にない。よくテレビで見る特集とは明らかに違い残された信者の本音をうまく引き出している。集団が起こした事>>続きを読む

女の秘めごと(1969年製作の映画)

3.6

保険金目的で妻を殺した疑いをかけられている男が妻にそっくりなストリッパーの女に出会う。男の秘め事をはじめに描きラストに明かされる女の秘め事。最後まで楽しませてくれるサスペンスだったけど映像的に何か物足>>続きを読む

アレックス STRAIGHT CUT(2020年製作の映画)

3.5

まじでオリジナルをストレートな時間軸に編集し直しただけだ。何でこれ作ったんだ??

バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.1

クリスティナ・リッチの虜です。めちゃくちゃスタイルがいいわけじゃないけど一番好きな体型。可愛すぎる。胸が開きすぎてるブルーのワンピにブルーのタイツとブルーのアイシャドウとキラキラヒールが最高。大人っぽ>>続きを読む

別離(2011年製作の映画)

4.0

どこの国でも介護と仕事の両立ができずに困ってる人が大勢いるんだな。
家政婦を突き落とした男が悪いように見えて実際はそうでもない。男も見えてないところで何があったか知る由もないし怒るのは当然。誰も悪くな
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青春残酷物語(1960年製作の映画)

3.9

うわーーーーいいいい!
ストーリーは若い男女が情熱と勢いに任せて一緒になって悪いことしてお金稼いで徐々に綻んで破滅するよくあるやつ。だけど、街並みとか女がきてる服とかリンゴとか海とかパキッとした色の使
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(1990年製作の映画)

3.9

スピルバーグの協力でワーナーから配給されてるらしい。金がかかってて大掛かりなのかと思いきや8遍からなるオムニバスでそこまで壮大じゃない。一つ一つの話の前に「こんな夢を見た」というクレジットが入る。どの>>続きを読む

ロード・オブ・セイラム(2012年製作の映画)

3.6

けっこう良いと思ったんだけどこんなにボロクソ言われてるのか。
ホラー風の演出だけど間違いなくホラーではない。怖がらせようって意識じゃなくて悪魔崇拝者たちの悍ましい姿や儀式を楽しむ映画。音楽も映像もメイ
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サイコ(1960年製作の映画)

3.9

有名な殺人シーンは何度見ても痺れる。下から映したシャワー、排水溝に吸い込まれていく水、重さで取れるカーテン、見開かれた目…
今の所ヒッチコックの中では3番目くらいに好きだけど、そこのシーンだけは一番好
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田舎司祭の日記(1950年製作の映画)

3.7

宗教の感覚がいまいち掴めない私からすると終始主人公が悩みすぎてて若干イライラするな。
フランスの小教区で自らの病気と闘い、村人から疎まれながら信仰に苦悩する青年司祭の物語。
苦しみを全て受け入れ苦悩し
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波紋(2023年製作の映画)

3.5

新興宗教の信者も偉い人もめちゃくちゃいそうな顔立ちで解像度高い。自分の安全なテリトリーが猫や夫や息子の彼女に侵食されることに異常な嫌悪を示す。よくある新興宗教ものの映画と違ってむやみやたらに周りの人間>>続きを読む

それでも私は生きていく(2022年製作の映画)

3.6

介護と子育ての難しさ、妻子のいる恋人との不安定な関係。まだ若いけど背負わなければならない責任や不安が増えた女の精神の揺らぎ。とくに大きな出来事はないが、移ろいゆく悲しみや嬉しさの感情を淡々とリアルに描>>続きを読む

不思議の国の数学者(2022年製作の映画)

3.5

めちゃくちゃ韓国のヒューマンドラマって感じだ。よく出来てるけどあまりハマらなかった。

Saltburn(2023年製作の映画)

4.3

最初の爽やかフェリックスのおかげでめちゃくちゃ眉毛にピアス開けたくなった。バリー・コーガン見たら嫌な気持ちになるの絶対『聖なる鹿殺し』見たからだ。考えが読めない顔が怖くてほんと好き。
上流階級の城の異
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セールス・ガールの考現学/セールス・ガール(2021年製作の映画)

3.9

モンゴル映画って見たことなかったかもしれない。しかも性に関する作品で意外。めっちゃ良かった!
大学で原子工学を学ぶ冴えない女サロールが代替で入ったアルバイト先のアダルトショップオーナーと出会って少しず
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.8

セイディー・シンクのこと勝手にめっちゃ年下だと思ってたけどそんなに自分と変わらなかったのが意外。ブレンダン・フレイザーは若い頃のイケイケの面影ゼロですんごい。
鯨のような体、悲しみを埋めるために自分の
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