lapin2004さんの映画レビュー・感想・評価

lapin2004

lapin2004

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

原作未読。

必要最小限のセリフと抑制された演出だが、物語が進行する(事件・サプライズが起こる)テンポが良く、伏線の回収が丁寧で、徐々に物語に引き込まれていった。

現実の出来事にチェーホフの舞台の内
>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.5

最先端のアニメーション映像表現。それだけでも一見の価値があるが、ストーリーは本作単独で完結させて欲しかった。2時間半の大作だが続編のために内容を引き伸ばした感あり。

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

アメコミ映画のオールドファンにはグッとくる小ネタがてんこ盛りで、とても楽しめた。

ダニー・エルフマンのスコアや、クリストファー・リーヴ&ヘレン・スレイターのツーショットにはグッとくる(そういやドナー
>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.5

自ら築いたGotGフランチャイズへの思い入れ、即ちジェームズ・ガン監督の「愛」を感じる作品。

その「愛」の深さゆえに冗長さや過剰を感じないでもない。ストーリーの主軸を成すロケット出生の秘密から、クイ
>>続きを読む

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.0

子供の頃「魁!男塾」という漫画が好きだった。連載開始時はギャグ要素が強かったが、関東豪学連との「驚邏大四凶殺」あたりからバトル漫画として盛り上がりを見せ、続く「大威震八連制覇」では敵として登場した雷電>>続きを読む

ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.5

2D吹替にて鑑賞。

怪力で空を飛び弾丸を跳ね返す。分かりやすい能力と暴れっぷりに爽快感があり堪能した。以下雑感。

⬛︎アンチヒーローとかダークヒーローではなく悲しい過去を持つ正統派ヒーローといった
>>続きを読む

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

2D吹替にて鑑賞。

まずはオープニングで涙。アフリカ系女性たちが中心となって話が進行する今までのアメコミヒーロー作品には無かった展開で、ストーリーも単純な勧善懲悪とはならない。従来のヒーロー物映画に
>>続きを読む

ストレイト・アウタ・コンプトン(2015年製作の映画)

4.0

アーティストとしての成り上がりと当時のミュージックビジネスの裏側が生き生きと描かれ興味深い。差別もFBIの警告も身内のいざこざも力(金)に変えてしまう強かさが面白い。


アメコミ映画ファン的メモ。
>>続きを読む

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

2D字幕Dolby Atmosにて鑑賞。タイカ・ワイティティ監督らしさ全開のアクの強いふざけた作風だが締めるところはキッチリ締まっており、その振れ幅によってグッとくる場面も多い。以下雑感。

⬛︎マッ
>>続きを読む

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

2D字幕Dolby ATMOSにて鑑賞。

言いたいことは良くも悪くも沢山あるけど一つだけ記したい。こんな形でMCU世界にファンタスティックフォーやX-MENの存在を示唆して欲しくなかった。

本作で
>>続きを読む

モービウス(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

2D字幕Dolby Atmosにて観賞。

度重なる公開日の延期によりDCのコウモリ男映画に続いての公開となった本作品。モービウスのオリジンストーリーがテンポ良く描かれ進行する。『ザ・バットマン 』(
>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

2D字幕にて鑑賞。

法が裁けぬ悪に恐怖と罰を与える、という点では同類とも言えるバットマンとリドラー。警察に敵視され悪党に共感されてしまうザ・バットマン 。バットマンが(ダークヒーローに分類されるとは
>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

2D吹替にて「最速上映」鑑賞

・「腕利きの弁護士」が登場したり(フォギー・ネルソンも同席!)過去作のヴィラン達やDr.ストレンジと対決するお祭り感溢れる序盤、スパイダーマンシリーズの宿命なのかショッ
>>続きを読む

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.5

良くも悪くも一作目『ヴェノム』(2018年)とほぼ同じ印象。監督:アンディ・サーキスも、良くも悪くも無難な印象。俳優としてのイメージ(ていうか顔のイメージ)からしてもっと癖のある作品になるかと勝手に思>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

3.5

単純な善悪を超えた戦いの構図。10億年周期の宇宙の摂理、神をも超える存在に与えられし7000年来の使命を全うするのか、今この時代この時間にある平凡な愛を選ぶのか。不老不死不成長の悲哀。

世紀を股にか
>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.0

アメコミ映画ファン的見どころは

マリア・ランボーが007
シュリークがマネーペニー
ジェームズ・ゴードンがフェリックス
アルフレッド・ペニーワースがM

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ジャッキー・チェンばりのカンフーが炸裂する序盤のアクションに新章のスタート、始動したMCUフェーズ4の新風を感じた。しかし本来なら親近感が湧くはずのこの東アジア系の新しいヒーローにどうにも感情移入でき>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.0

予想できない展開とブラックユーモアに満ちており、中途半端にヒーロー映画の様式に縛られた感もあるエアー版『スーサイド・スクワッド』(2016年)より断然面白い。グロ描写もてんこ盛りで『デッドプール』(2>>続きを読む

ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

あまりの素晴らしさに感動。
これぞザック・スナイダーカット…!

やはりこの監督に関しては時間無制限で頭に描いたイメージを妥協なく映像化して欲しいというのがアメコミファンの願いだろう。『ウォッチメン』
>>続きを読む

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

今まで断片的に示唆されてきたナターシャ・ロマノフの過去。謎に包まれた出自、かつてロキが口にした「赤い血に染まった帳簿」(黒歴史)、クリントとの関係…

本作で描かれる題材はMCUを追ってきたファンから
>>続きを読む

映画トロピカル~ジュ!プリキュア プチ とびこめ!コラボ♡ダンスパーティ!(2021年製作の映画)

3.5

子供は変顔大好き🤪安定の大ウケでした。

あと花寺のどかさんは、このシリーズ中では異色な主人公像だったと再確認。変顔しそうにないもん。

映画ヒーリングっど♥プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ストーリー展開や演出にモヤモヤ感。理解力が足りないのかも知れないが…以下ひねくれた大人の戯言です。

【のどかの「特別大きな夢のつぼみ」が狙われる展開】
映画の冒頭からのどかの病弱だった幼少期の頃の夢
>>続きを読む

あの頃。(2021年製作の映画)

3.5

原作も映画の公開も知らずにネット記事であらすじを知り、その日のうちに上映館を探して引き寄せられるように鑑賞してしまいました。漠然とした夢と将来の不安を抱えながら就職せずにバイト生活に明け暮れた経験があ>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

アメコミ映画ファンには見どころ多し。

まず二人の主人公、英国人レーサーのマイルズがブルース・ウェイン、そしてチームの監督シェルビーがロキ(笑)という。同じく実話を元にカーレースの世界を描いた『ラッシ
>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.5

アニメ作品として素晴らしい出来。
原作に忠実ながら作画は原作を大きく超えるクオリティで新たな価値を生み出している。あとやっぱり声は専業の声優の方がいい、と思わせる熱演だった。

ストーリーに関して、ア
>>続きを読む

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

2D吹替にて鑑賞。結論から言うと、コロナ禍による公開延期でパンパンに膨らんで上がりまくったハードルを越える所まではいきませんでした。感想は下記。ネガティブな感想になってしまいましたが、パティ・ジェンキ>>続きを読む

映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日(2020年製作の映画)

3.5

コロナ禍により延期となっていた春休み映画がようやく公開。感染症防止対策として座席はひとつ飛び、更に恒例の「ミラクルライト」による応援も禁止という事に。毎回楽しみにしていた満員の館内に揺らめく光の波が今>>続きを読む

ジャスティス・リーグ・ザ・ニュー・フロンティア(2008年製作の映画)

3.0

各ヒーローの活躍も楽しめるが、ジャスティスリーグという題材を通してアメリカの歴史背景、政治、文化、そして精神(スピリッツ)といったものについてあれこれ考えさせられる作品。スーパーマンのアジテーション(>>続きを読む

バットマン:キリングジョーク(2016年製作の映画)

2.0

ジョーカー役のマーク・ハミルは伝説の騎士というよりサイコ犯が現在の「本業」なんだなと再確認したが、よく考えたらオビ=ワン・ケノービはブラックマスクに、クワイ=ガン・ジンはラーズ・アル・グールに、とゴッ>>続きを読む

映画ドラえもん のび太の新恐竜(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

本作は生き物を野生に帰してあげる話なのだから、自然界の掟、即ち「弱肉強食」「食物連鎖」について観客の子供に考えさせる場面が欲しかった。

ミューはドラえもんが用意した生きた魚をおいしそうに何匹も食べる
>>続きを読む

>|