つっつーさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

つっつー

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カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

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ピクサー作品で一番心打たれた。いきなりオトナ帝国でのひろしの回想的な人生の歩みを見せるのはずるい泣く。最後まで心打たれっぱなし。
じいさんが最終的に新しい人生を見つけるという点以外は、すごい北野武っぽ
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

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アニミズム信仰から興る実際にある豊穣の祭りや、赤いランタンの多かった昔の性風俗街などがモデルとして描かれてるということを踏まえて観たら、初めて見たときにはなかった発見があって楽しい。
子どもの頃はカオ
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ベイマックス(2014年製作の映画)

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冒頭のロボファイトからはまだ☆ひろの凄さを見せつけられて、少年心を掴まれる。ジャンプ漫画的な始まり方好き。復讐は何も生まないのジャンプ的ストーリーの着地も誠実だなと。やっぱり主人公が悪役の復讐を止める>>続きを読む

ボルト(2008年製作の映画)

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フィクションを現実だと信じ込んでる主役のトゥルーマン(犬)が、外の世界に出て身の程を知って新たな一歩を歩み出す話で、これ以上ないピクサーだった。さすが一発でディズニーを自分の土俵にして再興させる作品だ>>続きを読む

ファインディング・ドリー(2016年製作の映画)

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陸のアクションなんて期待できないはずの物語だけど、ハンクがものすごく頑張ってくれた。魚がメインの話なのに殆ど陸で物語が進行する荒業をやってのけて色々とすごいことに。スニーキングミッションからカーアクシ>>続きを読む

ファインディング・ニモ(2003年製作の映画)

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映像が綺麗な分、凶悪な面したアンコウと鮫がすごく怖かった。感情のなさそうなmine,mineしか言わないカモメも怖い。どうにも64のゲームに出てくる水中面の敵みたいなのは苦手で、どんなに頑張ってもゾワ>>続きを読む

アナと雪の女王(2013年製作の映画)

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あまりノレなかった。ディズニーのヒロインはプリンセスだから女王ではなく王女のアナが主役なのはわかってたけど、冒頭の掴みがエルサ視点だからどうしてもエルサに感情移入して観ちゃう。そうなるとエルサ側の描写>>続きを読む

塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

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個人的にゴーテルの悪役ぶりはディズニーヴィランでも上位に入る。黒魔法使ったりするわけじゃないけどすごく嫌。赤ちゃんの頃から育ててきたから少しはラプンツェルに愛着湧いちゃってるんだろうなと考えてたけど、>>続きを読む

プリンセスと魔法のキス(2009年製作の映画)

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レイを生き返らせてあげてと思ったけど、生き返るよりもハッピーな結末で泣いた。子どもの頃によく観たディズニーがアラジンだったから、この絵柄のミュージカルシーンはすごく懐かしい。
シャーロットは王子さまと
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

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金額も過去最大級のアメリカンドリームな物語だけど、マークは金以外で大事なもの失ってるからあまり羨ましく思えない。最初のフェイスマッシュを作って回線を輻輳させた時が一番楽しそうに見えたし、鑑賞者としても>>続きを読む

映画 ホタルノヒカリ(2012年製作の映画)

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タマフル鑑賞会動画と並べて鑑賞。今まで観た映画で一番笑った。表じゃなく裏の笑いを極めてる。イカレてる描写、展開で評価されてる映画は意図的に作られてるものだけど、素で作られたイカレ映画なんだろうな。「す>>続きを読む

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

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スクールカースト上位2%に入るようなイケメンでも運動神経抜群でもないけど、最終的に重なった登場人物は東出昌大だった。
途中で神木隆之介の友達が体育で運動音痴の負け惜しみを言ってて、その時はダサいやつの
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

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マイケルキートンとリーガンとエドが三重でリンクしてるようなメタ構造が面白い。映画キャストのことを知ってるとより深く楽しめるとのことで、予習しておいてよかった。エドワードノートンが出てるから、バードマン>>続きを読む

シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)

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最初のラルフの境遇を語るシーンですでに泣きそうになってしまった。ディズニーは主人公が這い上がる話好きだけど、こんなストレートに負け様を見せられるのは予想外。何回も笑ったし泣きそうになったけど、最後だけ>>続きを読む

モンスターズ・ユニバーシティ(2013年製作の映画)

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続編制作に十数年の間が空いたのも納得の出来。インクでサリーが勝手なことして退社になってマイクが激怒してたのをあまり良い目で観れなかったけど、こんなバックボーンがあって沢山の苦労してきたんだからマイクは>>続きを読む

モンスターズ・インク(2001年製作の映画)

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ウーチャカって声質いいな。テレビやラジオで聞いてもそんなこと思ったことなかったけどすごいアニメ的。
サリーのブーのあやし方とか遊びが完全にお義父さんのそれで勉強になった。そういった描写で二人の関係生が
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フランケンウィニー(2012年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

最後スパーキー動かなくてよかったんじゃないかなぁと思ったけど、帰ってきたドラえもん的なものと考えればありかもしれない。ディズニーだから無理なのはわかるけど、ゴア描写あったらもっと楽しめたかも。
いい話
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くまのプーさん(2011年製作の映画)

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最高にイカレてた。次々繰り出されるボケにツッコミながら観ると、元々短いというのもあるけど本当にあっという間に終わる。関西人じゃなくてもツッコまずにはいられない。穴関連だけでも「掘リ終わって出るときはど>>続きを読む

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

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婚前契約の大事さがよくわかる映画。シンディは医師が目標で結果的に看護師になったけど、苛酷な仕事ってことは前以てわかってるんだから、ディーンに育児家事を任せたり仕事のフォローをさせる契約させときゃいいの>>続きを読む

(500)日のサマー(2009年製作の映画)

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自分でも意外なほど心打たれた。サマーの自分自身でいたいって理由も、明日になればトムを他人と思ってしまうかもしれないという漠然とした不安も、トムの無条件でサマーが好きでそれ故恋人というレッテルの安心感が>>続きを読む

その街のこども 劇場版(2010年製作の映画)

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ドキュメンタリー的な撮影が題材とすごくマッチしてた。人が出会って距離が縮んでいく感じも上手くて、人間ドラマとしてよく出来てた。この恋愛感情じゃなくて育まれる親しみはすごく好き。
作中でサトエリが言って
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

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人があっさりと死ぬ。ゴジラから見た人は人間にとっての蟻であって、それが死のうがどうだっていい。今までのゴジラ映画と違って人の死が取りざたされないのはゴジラ目線を映してるからなのかなと。
自分の知ってる
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HANA-BI(1997年製作の映画)

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たけし映画で一番自分に合った。夫婦二人で笑ってるシーンの度につられて笑って目が潤んで、銃弾を2発込めるシーンから「ありがとう、ごめんね」で涙が溢れた。劇中で言われるような「枯れた花に水をあげる」無意味>>続きを読む

あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

いい人だらけで安心する。すぐそこに海があるみたいで心地いい。すっきりした余韻もある。主人公二人とも聾唖で会話もないのに、なんでこんなに引き込まれるんだろう。結末は伏線もなにもなくて唐突なんだけど、ただ>>続きを読む

Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

学校生活、ジム入会、マーちゃん疎遠後、いっときの躍進、凋落、チャリ、場面ごとに違う感情を抱く。108分のはずだけど良質な映画を数本まとめて観たような気分。
マーちゃんは目の前の問題しか見えず世界が狭い
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アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ひろゆきの「うそはうそであると見抜ける人でないと難しい」って言葉が浮かんだ。ヤクザと匿名掲示板は同じなんだね。
1作目では常に全てを手中に収めてたのが小日向文世で、またこいつの勝ちかよと思ったからこの
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アウトレイジ(2010年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

面白い。因縁、いちゃもん、内部抗争、メンツが立たない、警察との癒着っていうヤクザと聞いて思いつくワードのことしかやってないけど面白い。場面と人物がよく切り替わるけど、わからなくなるシーンが一つもなくて>>続きを読む

座頭市(2003年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

タップダンスで終わるってことは予め知ってたというのもあるけど、鍬の音、泥の上でタップが途中にあって、タップダンスに入る直前にも焼かれた家の建設音でリズムを刻むっていう前フリがあったから、ラストの大勢の>>続きを読む

ソナチネ(1993年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

度々容赦ない死が映るから、画面には常に死臭が漂ってる。風光明媚な背景に漂う死臭ってだけでも違和を感じるのに、その中で死に場所を探してる村川が遊びに興じて生き生きとしてて、生も死も混然一体となってものす>>続きを読む

その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

最初から最後までずっと暴力的なんだけど前半は会話劇がすごく面白いから、バイオレンスなんだけど奇妙で不思議な雰囲気がある。何回声出して笑ったことか。そして後半はただただ圧倒されてた。前半は会話劇で緩和さ>>続きを読む

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

観る人の心の豊かさが反映される映画だと思う。日常から幸せをどれほど感じているかという意味での心の豊かさ。テーマとしてあるのは日常の幸せであり、その再認識と受け取った。それを知ってる人、体感してる人ほど>>続きを読む

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

題字が出てくるまでは童貞特有の痛さでキュンキュンなって、題字が出た後は一転してバイオレンスに。森田は息をするように人を殺せるし、いじめられる前から精神が元々おかしかったに違いない、その証拠にいじめられ>>続きを読む

アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

序盤はZQNの多様な気持ち悪い動きを細かく描いてくれて、画の力でとことんびびらせてくれた。ただ前半に大盤振る舞いしたから後半では見せ方が単調になってしまい、陥没ヘッドZQN以外のZQNは急に出てきてビ>>続きを読む

二ツ星の料理人(2015年製作の映画)

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実際にパリで働いてた人によると、週6日20時間労働で毎夜呑みに行くのは本当らしい。日本でも過酷な戦場では睡眠不足で落ちた人間に水かけて起こしたり、そのまま放置して仕事したりするとかしないとか。料理にか>>続きを読む

ハート・ロッカー(2008年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

町山の解説を聞いてそういう結末だったのかと衝撃を受けた。シリアルとか皿洗いとか家族の空間に居場所がない感じが強く出てたから、最も強い心情の吐露である「大人になると好きな~」のセリフもそのままの意味で、>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

タイトルから泥臭い話なのかと思ったらフィンチャーな話運びだった。店の前でやってた頃なら参加してみたいと思ったけど、さすがに入隊はしたくない。主人公は最後の最後で自分を肯定できたけどあの傷じゃ死ぬだろう>>続きを読む