ドラマ「コンフィデンスマンJP」の脚本家が手がける海外のコンフィデンスマンたちを描いた作品。言うなれば「アニメ版コンフィデンスマンJP」。
本作の基本設定は「コンフィデンスマンJP」に似ているものの、その内容はアニメに合わせた構成になっておりドラマとはまた違う良さがある。
ドラマは一話45分程度でまとめる必要があり、必ず最後に全てのトリックが回収されるテンポの早さが爽快だった。
対してアニメでは、一話完結ではなく数話かけてひとつのコンゲームを締め括る。そのためトリックが小出しにされたりなど爽快感ではドラマに軍配が上がる。
しかし、それだけじっくりひとつのコンゲームに時間をかけられるからこそ、キャラクターの過去や想いを描くことができるため、ヒューマンドラマ的な要素が組み込まれ感情移入しやすかった。
そしてキャラクターへの思い入れが強くなるほど、次の展開が不安になり結果最後に騙される好循環が生まれていた。
後半になるにつれコンゲームのクオリティも尻上がりに高くなっていくため、見れば見るほど面白くなっていく。
「コンフィデンスマンJP」が好きな人は必ずハマると思うのでぜひ見てほしい作品。
