セツ

ヴィンランド・サガ シーズン2のセツのレビュー・感想・評価

4.5
一期に引き続き神作。
一期は父の仇を討つため、幼少より戦場を駆け回ることしかできなかっトルフィンの悲惨な人生を描く。闇期。
そして二期では、奴隷になり、エイナルや農場の人々に出会い、それにより少しずつ本来の自分を取り戻し始める。
終盤では、この物語のタイトルであるヴィンランドを目指し、いよいよ物語が本格的に動き始めようとする。

復讐や憎しみが全てだったトルフィンが、少しずつ生気を取り戻していく過程は素晴らしい。
一期はひたすら戦闘で息つく間もなく画面に釘付けだったのに対し、
今期は戦闘は少ないものの、感情の機微やそれぞれの思いがぶつかり合う描写が多く、非常に考えさせられるシーズンで見応えは全く引けを取らない。

ノット暴力がキーポイントとなっていたが、個人的にはやはりトルフィンの戦闘シーンは高揚する。対蛇は素晴らしかった。
次シーズンも楽しみでしかない。
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