おはる

ペリーヌ物語のおはるのネタバレレビュー・内容・結末

ペリーヌ物語(1978年製作のアニメ)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

幼い頃にキッズステーションで総集編を見て、最近YouTubeのアニメログで全て視聴しました。

着ている服が汚いからとお金を巻き上げられたり、お母さんの薬代のために馬のパリカールと馬車を売ったり、物語の初めからお父さんが亡くなったり、不幸が多いですが、ペリーヌの素直で明るい前向きな人柄の良さもあり、マルセルやロザリーやファブリさん等、ペリーヌの味方になってくれる人も多数います。

出てくる食事は豪華ではないものの、食欲をそそられます。パリのシモン爺さんの宿にいるガストンのスープとロザリーのお父さんのステーキは美味しそうでした。

目指していたマロクールに着いてからは、宿の亭主に犬のバロンを煙たがれたのを機に狩猟小屋(ほぼ野宿)で暮らしていました。魚を釣ったり、靴は自分で縫ったり、子どもの頃見たときは秘密基地みたいで憧れてしまいました。

たまにペリーヌが素直すぎたり、ずる賢かったり、気持ちがついていけないこともありました。幼い頃にみたときは単純に「ペリーヌが可哀想」と思いながらみていましたが、大人になってから見ると少し見方も変わりますね。

序盤とパリのシモン爺さんの宿を出発してからマロクールに着くまでの間は所々飛ばしてもいいかなーと思う話もありますが、全部見たほうが後半の感動が大きいかもしれません。

当初は制作スタッフに監督は高畑勲を起用予定であり、宮崎駿も参加予定であったようです。今のままで充分名作でずか、その制作スタッフのものも見てみたかった…

世界名作劇場といえばフランダースの犬やあらいぐまラスカルですが、本作も名作なのでおすすめです。

時間があるときに27話(マロクール到着)から見直したいです。
おはる

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