針鼠

魔道祖師 前塵編の針鼠のネタバレレビュー・内容・結末

魔道祖師 前塵編(2018年製作のアニメ)
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このレビューはネタバレを含みます

2024/01/10 amazon prime anime times 全15話 ★★★☆☆

原作小説の『魔道祖師』は未読なんだけど、ドラマ版『陳情令』全50話は2周している。アニメの『魔道祖師』ドラマの『陳情令』、大筋は同じなんだけど、えっ?!と思うほど色々変えられていて、どっちが原作に忠実なんだろうか凄く気になっていた。

でも少し考えてみたらアニメ『魔道祖師』は前塵編 羨雲編 完結編全部合わせて35話で、1話の長さもイントロやエンドロール入れて25分くらい。『陳情令』は50話だし、1話の長さも45分くらいと、アニメの方はドラマの半分以下の長さしかない。

尺が半分以下だから、どうしても小さなエピソードは省略されてしまうし、省略されたエピソードがあっても話が不自然さを感じさせずに繋がるように、残された大きなエピソードも盛られている情報をある面では足したりある面では引いたりしたうえで、総じて単純化されてしまっている。勿論大筋は変わっていないけど。

だからドラマ版の方が原作により忠実なんだろうなと今は想像してる。

アニメ『魔道祖師』もドラマ『陳情令』も時系列が行ったり来たりしているし、登場人物も多いし、同じ人が違う名前(姓名、字、二つ名、愛称)で呼ばれたりするし、中国ものに慣れていないと直ぐには意味が掴めない単語がさらっと出てきたりもするし、ストーリー自体も複雑だしと、取っ付きにくい感もある。とはいえ比べたらアニメの方が登場人物とストーリーが整理されてずっと解り易くなってると思う。

とにかくアニメもドラマもそこら辺(取っ付きにくいところ)を気合で乗り越えちゃえば、滅茶面白い。
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