限界パレッティア

ガンダムビルドファイターズの限界パレッティアのレビュー・感想・評価

ガンダムビルドファイターズ(2013年製作のアニメ)
5.0
ガンダムアニメをそんなに観てるわけじゃないけどこれは自信を持って1番の名作と言える。ガンダムっていうと戦争のイメージが付きものだからこの作品はおまけ的な存在かと捉えられることもあるだろうが、全くそんなことはない。ガンプラ界で知らない人はいない名人カワグチの名を継ぐキャラが出てきたり、ガンプラバトルの中で過去の名シーンが再現されていたり(俺が小学生の頃に観たガンダムXのサテライトキャノンを発動するとことかトライエイジでよく潰されたマスターガンダムの技が観れたのは個人的に熱かった)で過去作との繋がりが深いし、何より自分の作ったガンプラで勝負出来るっていうガンプラオタクの理想を具現化したっていうのがこの作品の1番の見どころだと思う。もちろん作品のテーマも良い。僕が創って俺が戦うっていう2人の熱い友情関係は本来のガンダムのコンセプトからは程遠いものであるが、本物の戦争ではないからこそ、おもちゃであるからこそ、熱くなれるっていうラルさんの考え方には共感した。終わり方も自分の中では1番理想的だった。最後のバトルでセイが成長したのを見届けて自分が助けなくても彼が立派なバトルプレイヤーとして活躍出来ることを確信して、最後にセイとハイタッチを交わして安心して異世界に戻ったシーンはもう圧巻だったわ