星宮そら

魔法少女まどか☆マギカの星宮そらのレビュー・感想・評価

魔法少女まどか☆マギカ(2011年製作のアニメ)
4.5

切なくて、残酷で、でも真理で。

正義はいつも正しいわけではなく、
人それぞれの正義があり、
他人からすればそれが悪になる時もある。

優しさも時に鋭いナイフになる。

代償は大きく、
望むことが悪いのか。
何も望まない方がいいのか。
タダほど怖いものはないと言う言葉が
ふっと浮かんできた。

人は『誰かのために』というけれど
元は『自分のために』がちゃんとあって。
でも本音を隠してしまう。
風潮的にも。
そうやって隠すことに慣れると
自分を見失ってしまう。
自己犠牲って美しく見えるけど、
本当に大事なものは絶対に離さない方がいい。

背負っているものが大きすぎて
私だったら即逃げている。
命と天秤にかける願いが無いというのもあるけれど。
思春期の判断がまだちゃんと出来ない年齢を誘ってるのえぐい。真実味ありすぎ。

"魔法少女"と呼んでいる理由とか
めちゃくちゃ納得してしまったし、
ラストの答えも私は好きでした。

やっと見られた。
見てよかった。
星宮そら

星宮そら