六花の勇者のぴっつぁのネタバレレビュー・内容・結末

6人の勇者が魔神に立ち向かう王道ファンタジー......かと思いきや、勇者を名乗る者が7人現れ、その中に潜んでいる敵を探し出すミステリー展開が面白くて未だに記憶に残っている作品。

今回久々に見返してみたが、やはりなかなか出来がいい。
少々展開が強引な箇所があるものの、ミステリーで最も重要なトリックがファンタジー作品なのにしっかりしてるんだよね。魔法とかはもちろん絡んでくるけど突拍子のないものではなく、ちゃんと事前に情報は開示されていて、それを物理や叙述トリックなどを使い見事ミステリーに仕上げている。
もちろんファンタジー要素も手が抜かれていることはなく、戦闘スタイルの異なるキャラクター達が戦ったり協力し合うシーンは見応え十分。

ただ少し残念だったのが、犯人の動機が実質謎のままであり、なおかつまだ敵がもう一人潜んでいる状態で終わるため消化不良感は否めないところ。
まあそれを差し引いても面白かったのは間違い無いんですけどね。

それと最後に。
フレミーがデレるまでの過程とデレてからはさらに最高に可愛いのでクーデレ好きは絶対見てください。絶対です。