ソバ君

ラケット少年団のソバ君のレビュー・感想・評価

ラケット少年団(2021年製作のドラマ)
4.5
出てくる大人たちのほとんどは、クセや欠点はあるけれど、みんな温かく、いい人ばかり。
周りの大人の姿を見て、子供は育つというけど、こんな人たちの中で素直に育つって、めちゃくちゃいいなって思った。
バドミントンに熱中している学生たちは本当に一生懸命で、最高に眩しい。最後にはこの子たちを自然に応援している。

日韓戦のストーリーで、コーチたちが日本に対する対抗意識バチバチの中、セユンのセリフと、それに対する大人の描写。これを韓国のドラマで表現したっていうところに、少し感動した。時代の変化だな。

一方、村人たちは拗らせた人が多く、素直じゃない。それぞれの背景があってそうなんだけど、それが裏目にでてしまったシーンも印象的だった。夫が、「何気なく発した一言が死を選ぶきっかけになる」って曖昧だけどそんなようなセリフを言ってて。
これかなり胸に刺さった。

ドラマの中に、たくさん大事な言葉が散りばめられてて、道徳的なドラマにも感じたし、忘れていた青春を思い起こす懐かしさもあった。
多分、誰もが共感できるところが一つはあるはず。

地味で、華やかさはないけれど、こういうメッセージ性のあるドラマが日本でも増えていくといいなと思う。

ナ〜、ナ、ユネガニヤ〜
(俺は、ユン・ヘガンだ)
が、椿のジェシカみたいで、個人的にやたら耳に残ったw

マイナスポイントをあげるなら、結構な割合で、カメラ意識のくさい演出があったこと。好き嫌いが分かれるかも。

最後に、カメオ出演のイギュヒョン!!
これは刑務所好き勢にはたまらない演出!!
ハニャンが幸せになる未来が見えた。。。
ソバ君

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