〜国民的人気女優と新人議員が離婚するしないって9時間すったもんだする話〜
2.3話目くらいまでは松坂桃李の役柄が生々しくて気持ち悪くて何度も見るのやめようと思ったけどそこ乗り越えたらクドカンワールドが広がってた。。。
完全な偏見だけど7話で号泣する女性はダメンズ好きだと思う(ちなみに私は泣きました
後半になればなるほどこの人たちどこに行き着くんだろうって凄くオチが気になったし最終話若干やっつけ感否めないけど悪くなかった。
にしてもマジで宮藤官九郎ってバケモンだな
どんな役柄でも良い部分を見出して魅力的に見せる脚本作り、今回も素敵だった。
クドカンの作品って基本的に喜怒哀楽全部詰め込むからそれぞれのキャラ設定も含めて全体的にがちゃがちゃなりそうなのにちゃんと見る側に寄り添って絶妙なバランスに仕上げて我々視聴者に提供してくれる。天性の才能。
今作に関しては何よりNetflixという世界的な配信媒体を通して政治への関心を促すという、完全にクドカンの手のひらの上で転がされてるなって。勿論良い意味で。
俳優陣も実力派で固めてるから少々の不自然さもそこまで気にならない。
仲里依紗は安定、松坂桃李の配役はピッタリにも程があるし、錦戸亮は単品で聞いたら大袈裟で薄っぺらく聞こえちゃうようなクサいセリフもドラマの雰囲気作りと錦戸の演技がちゃんとマッチしているから心にスッと入ってくる。