ネガティヴガール

悪女のすべてのネガティヴガールのネタバレレビュー・内容・結末

悪女のすべて(2022年製作のドラマ)
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このレビューはネタバレを含みます

田舎にある素人の演劇サークルで突如始まった映画に出る為のオーディション。お互いを蹴落とす為に女達は歪み合う。

小沢真珠さんが出ていたので面白いかなと思い鑑賞。1話30分だし内容的にもとても昼ドラ感があり、何となく好きで最終話まで一気見した。ネタみたいなやり取りも多いけれど人間の本質を突いてくるような言葉も多かった。
旦那のキレ所がよく分からない「緑黄色の黄色はどこだよぉ!」って食卓ひっくり返したり「生活習慣病になっちゃうよ」って野菜がないと嫌なんだな、了解。
結局、ドラマでは息子の特殊能力(?)については触れられていなかった。
眼鏡をフライにしたり靴に釘を入れたり、これが昼ドラでやってたら観てたと思う笑
女性は皆、悪女で人に言えない過去もあり人生自体が演技だったりして。人生は劇で幕が閉じるまでは主役は自分で好きなように演じる、主役の座を奪おうとする邪魔者を蹴落としてカーテンコールを聞く最後の時まで演じて生きてくだけかなあ。
役に入り込むに事に置いてその役者の人生の経験って大事なんだなと思った。いつもこちらが「この人はこういう過去で性格」って作られた物を見てるのも演じてくれている役者のお陰なんだと違う視点から見れた。
それにしても「やられた方は忘れないけどやった方は忘れている」ってよく聞くけれどこんな顕著な場合があるんだなあと実感。嫌な記憶に蓋をしていた?それは罪悪感からか、"自分が幸せになる為か"、無意識か。