saya

星降る夜にのsayaのネタバレレビュー・内容・結末

星降る夜に(2023年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ドラマ「星降る夜に」見終わった。
最初は韓ドラのリメイクかと思ったけどオリジナル作品だった。

silentが終わってすぐの手話系ドラマだったから、また辛い描写多いのかと思ったけどそうじゃなかった。
ろう者である柊一星(北村匠海)は明るく真っ直ぐで素直、人思いの人たらしでおせっかい焼き、人のいい男の子。
雪宮鈴(吉高由里子)は一星と10歳差で、産婦人科医。大人の女性なだけあって一星の言動にいちいち揺さぶられない余裕があるのが良かった。二人きりの時可愛いくて、大人の余裕もあるとか最強では?二人のイチャイチャは、ハ〜イどうぞ〜ごゆっくり〜ってなるくらい甘々。

一星は鈴にゾッコンで余裕ない感じが年下っぽさ全開だった。鈴の同僚の佐々木深夜(ディーンフジオカ)にも威嚇しまくってたし、弟さんですか?とかすっとぼけてる深夜先生も最高にウケた。深夜先生にライバル心燃やしてたのに、深夜先生が妻と子供をお産の時に失ってるという過去を知ってからはあっさり仲良くなってた。最終回で北斗さんが、鈴と一星と深夜は太陽と月と地球みたいな関係と言ってたのがすごいよかったし心にストンと落ちた。愛とか恋とかで片付けない関係性いいな

あとはムロツヨシの演技凄かったなあ。
ムロツヨは昔お産の時に妻を失って、その時の担当医が鈴先生だったからずっと鈴を恨んで嫌がらせしまくってたんだけどそれが狂気すぎて無理だった(褒めてる)
特に病院に来て喚き散らかしてたのヒステリックだったなあ。妻を失った辛さは分かるけど‥家に石投げたり嫌がらせしたりの悪質さは胃がムカムカした
子どもは生きててシングルファザーワンオペ子育てなんだけど、妻を失った辛さが勝って精神崩壊気味、「お父さんに捨てられるけど、また迎えに来る」って娘が言う台詞、ちょっとネグレクト?とも思ったけど‥誰も悪くないのがまた辛い

鈴先生に散々嫌がらせした後海に落ちて死のうとしてて、それを鈴や深夜に止められてなんとか死なずに至る。娘にも呼び止められ、大泣きするムロツヨを抱きしめる一星のシーンは大泣きした
その後、ムロツヨはスーパーに就職して子どもも小学校に入学して、鈴先生とも普通に会話できるようになり、野菜値引きしてくれるほどに‥(いいのか笑)でも、よかったなあ〜

あと登場人物色々出てきますが、みんないい人
私が大好きなのはポラリスの女社長、北斗さん。明るく快活で、気持ちのいい人。あんな上司が欲しい。一緒に飲みたい。鈴と手話教室で仲良くなって、いつの間にか飲み友になってる良い関係。
あともっと色々出てくるんだけどみんないい人、ありがとう。
毎週の楽しみが終わってしまった〜
saya

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