Sakuramochi

恋人~あの日聞いた花の咲く音~のSakuramochiのレビュー・感想・評価

5.0
丙子(へいし)の乱に翻弄され、惹かれ合いながらもすれ違う男女の切ない愛、
そして、希望を捨てずたくましく生きる人々の勇姿を描くロマンス時代劇

とても素晴らしかったです。
昨日の百想芸術大賞後、改めて見直し、また画面に惹きつけられてしまいました。
ストーリー、役者の演技、音楽、映像、カメラワーク&so on…最高傑作と言っても過言ではありません。

前半は、名作「風と共に去りぬ」の舞台を韓国に移した感じ。
アンウンジンさんのツンデレ=風と共に去りぬのビビアンリー女史さながら。
ナムグンミン氏の方は、ジゴロ感、ワイルドなニヒルさはクラークゲーブル氏程ではありませんでしたが。
こちらの作品から「風と共に去りぬ」の舞台を思い起こすのも一興。

中盤から怒涛の展開。
戦下で本格的なシーンの連続。とにかく走る💨走る💨走る💨
暑い中、極寒下での撮影は大変だったろうなぁと思いました。主役の2人は当初より頬がこけ、かなりウエイトダウンしてました。。
(韓国の俳優さん🔥生命賭けてます🔥)

ただの恋愛物ではなく、韓国の激動の歴史も深く描いており、
役者、製作陣の作品にかけるエネルギーを肌で感じることのできる、おすすめの作品です!

🏆第60回 百想芸術大賞作品賞
🏆 〃   〃     主演男優賞
◯ 〃      〃  主演女優賞ノミネート←アンウンジンさん、非常に残念でした。今迄、主演男女のW受賞前例なし‥‥(トッケビのときもそうでしたが、)おそらく百想芸術大賞の主旨なのでしょう。

P.S.リャンウ氏の歌声も切なく、この時代の哀しさが胸に響く、素晴らしい大作。
好評につき、1話追加制作されましたが、さらに重厚感を加えた最終話になったと思います👏

※風と共に去りぬ
マーガレット・ミッチェルの同名ベストセラーをビビアン・リーとクラーク・ゲーブルの共演で映画化。
1940年・第12回アカデミー賞で作品賞・監督賞・主演女優賞など10部門に輝いた不朽の名作。
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