前後編見終わって、これは韓国の自殺防止キャンペーンを全面に押し出したプロパガンダドラマだったんだということがわかった。
キャストは豪華ですごくお金をかけててエンタメ性は高いんだけど、言いたいことは結局「命を粗末にするな」ということで、自死を選んだ人をとにかく責めまくるので見ていてあまり気分は良くなかった。
いい大学を出ても就職できず、劣等感を抱えながら何年もバイト生活を送って、家まで追い出されたらそりゃ死にたくもなる。
そういう気持ちを、「お前にはいい親も彼女もいるのになぜ早まったんだ、愚か者」と一喝していいものなのか?
死を選んでしまった人にもう少し寄り添えないの?
と、日本人の私は思ってしまったので、すんなり感動もできなくてモヤモヤの残る作品だと思いました。