よし子ング

私 結婚できないんじゃなくて、しないんですのよし子ングのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

2度目の鑑賞。
最初に観たのはリアルタイムで追ってみてた時だから2016年だ。20代半ばの時。30代になってから観たらあの時より更に面白くて、本当によく構成された脚本だなあと思う。

元々、スパルタ婚活塾っていう、小説でもなんでもない、結婚に向けて特化した女性向けアドバイス本が元になってるんだけど、アドバイスうんぬん以上に文章が面白すぎて大好きな本だった。
それがドラマ化するっていうからどういうことなんだろう?と思ってワクワクしながら観たら、こんなに面白いだなんて!と脚本の金子ありささんの手腕に脱帽した記憶がある。

あの頃よりも、色々と年齢を重ねた今だと更にすごい〜すごすぎる〜!と感動しながら観た。

アラフォー婚活女性の苦労を掬いつつ、ほっこり泣けたり、爆笑したり、胸キュンも忘れず、共感して、笑って、泣いて、元気になる、そんなドラマだった。


あと、中谷美紀さんが本当に体張ってるというか。優雅な高嶺の花の女医さんでありつつ、崖っぷちなアラフォー女性的な痛々しさも見せつつ、かなり頑張ってるなって内容だった。

高学歴なできる女性あるあるの葛藤も描いてて、(婚活市場においては頑張ってきた自分を誇れない、能力を隠さないとうまくいかない)私はその正反対のタイプだけど、こういう事なんだ〜ってめちゃくちゃ泣けた。

私は実際に婚活した事がなかったけど、これを当時婚活してる女性が観たらどんな気持ちになってたのかな。励まされるのか、馬鹿にされた様な気持ちになって憤慨するのか、色んな反応があったと思うけど、
製作陣はとびっきりのエールを込めて真摯にこの作品を作り上げたと思う。

原作リスペクトな内容でもあったし。
原作ファンからしても文句なしの内容で面白さでした。

私が大好きな邦画ドラマですね。
またアラフォーになったくらいで観たい。

一応pixivでこのドラマの二次創作小説が出てないか検索したがなかった。十倉と雅のアフターストーリー観たかった。誰も書かねえのか?
よし子ング

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