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CHUCK/チャック<ファイナル・シーズン>のhtrのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

メモ

今更だけど、ケイシーとアレックスが映画の約束してた時に映画館行くんかなーって思ったら家で見てたし、チャックとモーガンもよく家で映画見る約束してるし、前にカリーナとのダブルデートでもペンギン映画見てたし、たぶんチャックとサラも家で見てるっぽいし、(↑長くなったけど)おうち映画のシーンがあるっていいな。たぶんね、こんなに映画やらドラマやら観てる時点で私もオタクなんだけど、チャックもオタクで、きっとこのドラマを作ってる人たちもオタクなんだと思う笑笑(日本で言う秋葉系のオタクとはまた違う感じだけど)
よくできてる上に、価値観が合うから、このドラマが大好きなんだろうなぁ。
よくできてるものはたまに出会えるけど、価値観まで合う、本当に大好き!!っていう作品はなかなか出会えないのです。貴重〜


9話まで観たところ。
終わっちゃうのが嫌で、最近あえてゆっくり見ています。

Chuckを観ていると、「あえて描かないこと」の重要性に気づかされます。
ストーリーの軸がブレないように、関係ないことではうだうだ悩んだりしないから、テンポよくスッキリとした物語が続く。
どこかのエピソードでハッとしたんだけど、忘れちゃった笑 このシーズンだったかも微妙です。まああくまでそれは気づかされたきっかけで、全編通してそうだと思ってるので良いんですが。また見返しながら思い出します。

でも薄っぺらいんじゃなくて、その分、軸になる部分をしっかりと描いています。(このドラマらしく、コメディも交えて) そこが良い。

ちなみに軸になる部分っていうのは人を信じること、愛すること、人と一緒に生きるということ、家族愛、友情とかそんな感じの大きくて普遍的なテーマだと思う。


何も考えずに観られるドラマと呼ばれることが多いと思うけど、考えずに楽しく観られるドラマは、たくさん、たくさん考えた上で作られてるんだなと、脚本家を目指しているからこそすごく感じます。

一方で例えば、最近で言うとMIU404のように、「敢えて描く」ドラマも重厚感があって良いですが。




最終回まで見ての感想↓

終わってしまうのが嫌で、Chuckの記念日とも言える9月24日まで最終回は取っておきました。で、夜にプロジェクターで見ました。

傑作でした。最後まで完璧。
S5は妙にトーンが暗いシーンがあるなって思ってたんですが(もちろん安定のコメディシーンはそのままあります笑)、クライマックスにかけての雰囲気作りだったと納得。5点満点つけました。S3だけだったな、点数下げたのは😂

ラストは寂しいけど悲しくはない、とサラ役のイヴォンヌが語っていたみたいですが、まさにその通り。とてつもなく寂しい気分に打ちひしがれてますが、悲しくはないのかな。
完全なハッピーエンドではないい。でも希望をほのめかして、バッドエンドにはしていない。サラの記憶が戻ったのか、2人がどうなるのかは視聴者の想像に任せる。
とても綺麗なラストです。

最後の”One magical kiss”を見て、このドラマはチャックとサラのラブストーリーだったんだなぁと思わされました。家族愛や友情、アクション、コメディといろんなジャンルが良い意味でごちゃ混ぜになったドラマだけど全てがこの2人のラブストーリーだったと。

12話「チャックvsサラ」13話「チャックvsさよなら」はかなり泣きました。このドラマにこんなに泣かされるとは思ってなかった。でも同時に、この2話でもいつも通り声を出して笑いました。

CHUCKには「信じること」「愛すること」「友情」「人生」とかたくさんの普遍的なテーマが散りばめられていると思ってたけど、一番大きなテーマは「感情」だったのかもしれないなぁ、なんて思ったりもしました。見ている私まで、泣いたり笑ったり…感情が大きく動きました。

モーガンも言ってましたが「考えるな、感じろ」まさにそういうドラマなんだなと。何も考えずに見られるドラマではあるけど、薄っぺらいんじゃなくて、感情を動かして、感じて見るドラマでした。
ほんと最高…そういうドラマを作ることを目指したい。自分の好きな作品は、分かりやすさを大事にして王道の内容に仕上げられてると思ってたけど、そうじゃなくて「考えるな、感じろ」系のドラマだったと気づくことができました。

考える作品も好きですけどね、笑

だんだんわけわかんない方向に話が逸れてきた。感想に戻る。

サラの記憶があの魔法のキスで戻っていてくれたらいいなとは思いますが、それはわからない。けど、あのラストからはサラがチャックにまた恋をすること、もうすでに心を開き始めていることは明らかだったと思う。そして、チャックはサラに恋をし続け、愛し続けることも。寂しいけど、素敵なエンディングでした。

エリーとデヴォンは引っ越してしまいますが、離れていても家族は家族。寂しいけど、大丈夫。

モーガンは運命の相手を見つけたっていうエリーのセリフもあったように、モーガンとアレックスはずっと一緒にいると思う。そしてモーガンはずっとチャックの親友です。

ケイシーは離れちゃうけど、ガートルードと仲良くやるはず、笑 
アレックスにデレデレだし、チャックのことも、モーガンのことも大好きなままでしょう。笑 またいつかサラとの名スパイコンビぶりを見たいですね。何気にケイシーとサラの組み合わせは好き。

ジェフスターのふざけた歌声は、きっとどこにいても聞こえてくることでしょう。笑
あるいは速攻でバイモアに戻ってる気もするな、笑笑


ラスト自体はすごく綺麗で好きなんだけど、最後の数話、サラらしいサラに会えなかったのがちょっと寂しいなぁって感じでした。あのエンディングにするにはストーリー上どうしようもないけど、笑
チャックたちとのお別れは最終回だったけど、ずっと見てきたサラとのお別れは、11話だったんだなぁって…寂しい。綺麗なエンディングだったけど、やっぱり続編は欲しいな。笑


すごいどうでもいい話だけど、マッサージのシーンとか、サラの足をチャックが温めるシーンとか、へぇ普段そんなことしてたのかって考えて見ると、微笑ましかった。笑


特に最後の2話はザッカリーの熱演が見られて心揺さぶられました。
サラは複雑なキャラクターで、クライマックスは余計に複雑だったけど、素晴らしかった。サラだけどサラじゃない…イヴォンヌはまじですごい役者だな。なんでもっと大きな作品にたくさん出てないのか疑問でしかないです。
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