骨兄

マスター・オブ・ゼロ シーズン2の骨兄のレビュー・感想・評価

5.0
シーズン1に引き続き洗練されたラブコメ。
のっけからフェリーニ辺りのイタリア映画オマージュごりごりで、クライテリオンも太鼓判。公式のフェイスブックとかで褒めちぎってた。
本作の主要登場人物にフォーカスを当てないep6が特に最高だった。(これまでストーリーに出てこなかった全くお話しに関係ない)同じニューヨークに住む隣人たちのオムニバスep。手話だからって公共の場で何を話してもいいというわけではなかったり、ウーバーにこき使われる低所得ドライバーにもささやかな喜びがあったり。そんなお話し。
あ、LGBTな幼馴染のエピソードもよかったな。良くも悪くもな家族のしがらみとか。
人種のるつぼな大都会に住むマジョリティもマイノリティにもそれぞれの立場がありありで。多様性を描ききっててともかく素晴らしかった。
終盤の人妻との微細な恋愛も、全部人生だった。
骨兄

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